お気楽日記

今年の本屋大賞が話題になり始める頃に
この作品を知った。
新聞の広告だったと思う。
その頃から気になっていた本。

ふだんは○○賞だから、という基準で本を選ばないワタクシ。
でも本屋に行くたびに平積みでどーんと目に入ってくると
『読むなら今だよな～』と思い購入。

あっという間に完読。
成瀬あかり好きだなぁ。

学生の頃はどちらかといえば成瀬寄りの人間だった。
あんな飛び抜けた個性もないし、天才ではないけど、
流されたり巻き込まれたりするよりは
周りを巻き込むタイプだったような気がする。
あくまで『どちらかといえば』だ。（しつこい）

でも成人してからは
限りなく島崎みゆき（ときどき大貫かえで）寄りで生きてきた。
その方が楽だったから。

一番好きなエピソードは『レッツゴーミシガン』。
西浦航一郎クンとの淡い恋バナだ。

この本１冊に６つのエピソードがあって、
彼女たちは中２から高３へと成長していく。
最初はロボットのように、感情があるのかないのか分からなかった成瀬が
少しずつ『人間』らしくなってくるのも面白かった。

私は島崎みゆきと同じ立ち位置で、成瀬のやることを見届けたいと思った。

もちろん続刊もすぐに買って読むつもりだ。
ただこのスピード感でいくと、
２冊目でどこまで行ってしまうのかは少し心配ではある。