義父が出張のついでに泊まりに来た。
夫の仕事が終わらないので、家には義父と二人きり。
苦手ではないのだが、なんかきまずい。
夫が帰ってくるまでご飯を待っているつもりだったが、あまりにも遅いので二人で先に食べることにした。
お酒が入ると話も少しはずんできた。
頃合をみたのか、義父が言う。
「子供は?どうなんだ?」
ほら、きた
毎回「子供」ってことを口にするのはこの義父だけ。
あまり深く聞くのも悪いと思っているのか、「早く孫を見せてくれないと」位までしか言わないのだが、正直うんざりである。
今回も覚悟はしておりました。
「うん、ほしいですよ~。病院にも行って頑張ってるんですけどね~」
明るくカワす私。
「先生はなんて言ってる?」
夫は小さい頃に死ぬか生きるかの大病をしたので、それで生殖機能がダメになっていないか、義父はそれが心配らしい。
「できにくい原因は双方にあるんですよ~。ただ、男の人はその日の体調によって結果が違いますから。〇〇君はずっと忙しくてお疲れぎみだし~」
息子を心配しなくても大丈夫よ。でも私だけが悪いんじゃないのよ。
という気持ちをこめて答える私。
「△△(夫の姉)の所も2人目が全然できないんだわ。特にセーブしてるわけじゃないっていうのに。」
あああ、そんなこと話しちゃだめよ、おとうさん。
これじゃ、私達が通院していることも義姉にはつつぬけだろうなぁ。
いい機会なので釘をさしといた。
「でもね、お父さん、周囲からあんまり子供について言われると、プレッシャーになって余計できないんですからね?私は笑い飛ばせるから平気ですけど。」
「・・・そうか」
ここでタイミングよく夫が帰ってきたので、この話は終わり。
さぁ、今後の義父は変わるのだろうか?