一昨日実母から電話がきて、祖父(母の父)が病に倒れて入院したとのこと。
一旦は危篤になったらしい。
峠は越えたが病状はちょっと重く、食事を取れないのでほぼ寝たきり状態だそう。
そしてなにより本人の気力が落ちているらしい。
意識ははっきりしていて、「俺が死んだらどこどこで葬式をやってくれ」とか「誰々に会いたい」などと口走ってるそう。
母も離れた所に住んでいるので、詳しい病状はわからないが、私にも連絡をくれた。
来週から私は海外旅行に行くので、今のうちに会っておくべきなのか。
しかし祖父は北海道の東の方、私は関東。
孫の中では一番遠くに住んでいる。
これで私が顔を出したら「はなまで来るとは、みんな俺がもうだめだと思ってるのか!?」と怒りそうなのだ。
そう、自分では「もう死ぬ」とか言ってるくせに、周囲がそれを真に受けると怒りそうな、気難しいオヤジなのだ。
どうしようかと母に相談したものの結論は出ず、とりあえず昨日母が祖父に会って様子を見てきて決めることにした。
来週の連休には妹が行く予定なので、私が行くならそれに合わせる予定。
なんだか重い話題だが、親戚達はみんなあっけらかんとしている感じ。
祖父の言動など笑い話になっている。
それはもう96歳だから何が起きてもおかしくないと覚悟しているのもあるし、数年前に脳梗塞で倒れたとき脅威の回復力を見せて言語障害も運動障害も治った実績があるから、「今回もじいちゃんの気力さえ復活すれば大丈夫だろう」と軽く見ている気持ちもあるのだろう。
でもやっぱりちょっと心配。
100歳まで生きて町から賞品をもらうことが祖父の目標だったから、ここでくじけないで欲しいな。
海外に行っている間に亡くなったりすると後悔しそうだし、もう2年も会ってないから行こうかな。