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テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9164)
カテゴリ:不妊日記
IVFは原則、採卵と採精を同日に行う。 通常はまず妻から採卵し、その場で顕微鏡を用いて卵子の存在を確認する。 卵子が見つかったら夫は採精を行う。 採精後運動性の高い精子のみを選別し、シャーレに卵子と精子を入れることを媒精という。 精子は自ら卵子に侵入することで受精となる。 IVFを成功させるために必要な運動性の高い精子は10万個/1ml程度(総精子数500万個/1ml)必要。 媒精から2時間ほどで卵子の中に精子が侵入して受精卵となり、28時間後には2つの細胞に分裂して「胚」と呼ばれる段階に入る。 さらに36~48時間後には4細胞期胚となり、以後12~16時間ごとに分裂が繰り返される。 子宮内に戻されるのは受精後2~3日経った4~8細胞期胚である。 これらを子宮内に戻すと数日かけて胚盤胞に成長し、ハッチング(孵化)を起こした後、子宮内に着床する。 移植可能な良質胚ができるのは、採卵できた卵子の数と成熟度、精子の受精能に左右される。 移植できる胚の数は3個までと制限されているので、移植前には胚の選別を行う。 受精3日後の段階で8分割していて、フラグメントと呼ばれる顆粒が少ない場合を良質胚という。 フラグメントとは胚の細胞質が変化したもので、多すぎると胚に染色体異常がある確率が高くなる。 ETは胚を培養液ごとカテーテルに入れて、子宮口から1cm程度の場所に送り届ける。 スムーズにいけば数分で終わる手技だが、医師の技量が問われる場面でもある。 移植に手間取ると、子宮頸部からの出血が増えて、その後の着床に影響を及ぼすこともある。 そのためカテーテルが体にあっているかを確認する、模擬的な挿入を本番前に行う。 子宮頸部に極度の狭窄や屈曲がある場合は子宮筋層を貫いてカテーテルを挿入する経筋層的杯移植を行う場合もある。 不妊治療ワークブックより抜粋 私、子宮頚部狭いんだよなぁ・・・。 先生ちゃんと覚えててくれて、この経筋層的杯移植をやってくれればいいけど・・・。 無事移植できるのかなぁ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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