カテゴリ:◇看護・医療
交換から「外線です~」と病棟に誰かも分からない方からの電話で 聴いてみると患者様の家族と名乗られる方からで状態を教えて欲しいというもの。 情報保護法の施行前の勤務先では、患者様に電話を代わったり、面会は可能ですとか言っていた様に思います。しかし現在、今の病院では掛かって来た電話では相手を特定できない為、直接の取次ぎは一切お断り。患者様の状態も教えられないしぃ(声から誰かが分かっても駄目とか…)そんな状況で家族といわれる方に詰め寄られてしまい対応に困りました。 中には入院自体を身内でも教えたくない患者様もやっぱり居ますからねぇ…。 結局、その家族と名乗る方に対して私は上手く話せなったと思います。 久々に仕事自体は片付いてスッキリ気分だったのに一気にネガティブモード全開。 自分が患者サイド・家族側になった時で思い出すことが一つあります。 叔母が救急搬送状態になった時のことですが、留守電に搬送先の病院名と状態についてのメッセージがあり、急いで病院に行きました。その病院に数時間居た事は何とか教えて貰えましたが、既に転院との事。当然ながら転院先は教えてもらえません。”やっぱり”って頭では理解できるのですが、親戚(叔母の子ども)にも連絡が取れずだったので、こっちも必死ですぅ。なんとかして聞きだそうとしましたが結局は玉砕。 叔母がどこの病院に居るかが分からない、急変なのかもわからず、情報が取れ無い事に不安の渦。一緒に居た母にとっては実の姉の事ですから更に不安に駆られてました。患者様を守る法律なんでしょうが…、色々と考えちゃいます。 電話対応の件を思い起こすと、自分がどう対応したらよいか情報保護の観点やその対応について熟知して居なかった事、家族の立場だったら知りたいと思う気持ちを経験していた事、そのために客観的な対応をしきれて居なかったことで、自分に対しての後悔・悔やみ・電話を受けた事自体を否定したい気持ちetc、自分を守ろうとするグレムリンちゃん(!?)が出現していたようです。 今日は、自分の一面をまざまざと対面した日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.10.26 22:34:21
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