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日経ビジネスのサイトに48年にわたって増収増益を続けた企業として、 伊那食品工業(本社:長野県伊那市)が載っていました。
この会社で扱っているのは、 一時ブームになって店頭品切れになったこともある「寒天」。
飲み込みがスムーズでないとき、 また経管栄養での胃食道逆流の防止、ろう孔からの漏れ防止などで 水分や病院食に何らかでとろみを付けて使用することがあります。 とろみ剤は用途によって各メーカから色々と出ていています。
伊那食品工業もまた とろみ調整剤といった介護食関連の商品を作られていました。 固まりにくい寒天を開発したこともあった。ある研究の際、全く固まらない寒天ができてしまった。常識的に考えれば失敗作だが、一縷の可能性を感じた研究者は量産化技術の研究を続けた。その成果だろう。今では、介護食や飲料の原料として広く使われるようになった。
寒天において、 「国内シェアは約80%、世界シェアでも15%を占めるガリバー企業」 「成長」にあえて背を向けている企業がある。この会社が重視しているのは従業員の幸せと企業の永続。そして、それを実現するために持続的な低成長を続けている。人事制度は終身雇用の年功賃金。地域社会への投資も惜しまない。それでいて、10%を超える高い利益率を維持している。 どのようにしてこれらのことを成してきたのか、 さらに日経のサイトをみると…
目指している世界は凡百の企業とは違う。重視しているのは社員の幸せと会社の永続。それを実現するために、持続的な低成長をあえて志向している。食品メーカーだけでなく、外食産業、医薬品メーカー、化粧品メーカーなどに顧客が拡大しているのも、寒天を深耕し、可能性を広げてきたからにほかならない。 塚越会長は言う、 「会社は何のために存在するのか。皆難しく考えるけど、オレにすれば難しいことなど何もない。人間すべての営みは人が幸せになるためにある。企業や組織、あらゆる団体は人間が幸せになるために作ったものじゃないのか」 「会社の目的は売上高や利益を伸ばすことではなく、社員を幸せにしたり、世の中をよくしたりすること。売上高や利益はそのための手段でしかない。商品やサービスを通して社会に貢献していくのはもちろん重要だよ。でも、それは企業の役割の1つであって、すべてではない。会社はもっと露骨に人の幸せを考えなきゃいけない」 赤字会社の経営を任された。人材はなく、技術もない。カネはもちろんないけれど、借金だけは山のようにある--。いわばマイナスからのスタートだった。だが、破綻寸前の赤字会社を立て直し、優良企業を育て上げた。今では、トヨタ自動車をはじめ多くの大企業が視察に訪れる。
食品を扱う会社と病院、 同じではないけど、トップがいて、働くスタッフがいるのは同じ。
身近だったりするものを作ってくれている会社の姿、 こうして触れるのもまた興味深かいなって読んでいて思いました。
さらに続く☆ + + + [ご案内] ■水彩画の初個展「ひだまり」2009.6.1~6.7 ■NLP受講の耳寄り情報「NLP Field」 道内では年に一回の受講チャンスがいよいよ到来 ・プラクティショナコース:千歳7月~ ・1Day:5月23日(土)千歳 ※詳細は後日Up ■コーチング受講スクール情報「CTC(コーチトレーニングコミュニティー)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.13 18:26:51
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