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カテゴリ:つぶやき
先日、40代半ばで病気のため全盲になられた
男性の講演会に行った。 見えない人の生活。 人間の情報量の80パーセントが視覚によると あらためて知った。 視覚障害者の人たちにとって 情報を得ること、それから移動することが 非常に困難。 歩行中、誤って杖が人に触れ、「ごめんなさい」 と謝ってもほとんどの人から返事がかえってこない。 不安に思い、友人に後を着いてきてもらうと ほとんど人が「いいです、いいですと」言う表情で ほほえんでくれていたと言う話。 時には荷物にまで「ごめんなさい」と言ってられたらしい。 横断歩道を渡るとき、音声で知らせてくれる 信号機であっても、やはり、目的よりはずれてしまうことが ほとんど。 そして、住宅街では午後7時ごろには音声が消されてしまう ところもあるらしい。 やはり、目の見える人たちによる一声、支援が 大変、ありがたいとのお話。 PC、携帯電話の音声化は非常に進んでおり 大変役立っているとのこと。 はがきやカード類の一部は上下がわかるように切り込みが 入れられている。 小学校で講演されたとき 「ぜ~んぶのはがきに切り込みを入れたら、買いに行くのも 便利だよ」と子どもから声が上がったらしい。 子どもの素直な発想はユニバーサルデザイン化を 語っている。 盲学校での生活、目の見えない友達との 出会いなど、ユーモア混じりに話された。 でも、最後に、人間の強さ、弱さを率直に語られた。 聞く人の目から涙が静かに流れた。 生きること、命の大切さ・・・ まだまだ、私の知らないことばかり。 久々にいすの背もたれにもたれず 2時間近くの講演を拝聴した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年07月27日 17時28分26秒
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