日々あれこれ
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5年前の今日、9月11日、私達夫婦はハワイ島にいた。 当日、恒例の「ペレへのご挨拶」の為キラウエアへ向かった。 朝早く発ちたかったので、朝食は取ったものの、テレビも新聞も見なかった。 いくつかの点を除いて、例年と変わらずに観光を終え、ホテルに戻ってあのテロを知った。 いくつかの点というのは、ヒロの「クヒオ・モール」が何故か閉まっていたこと、ボルケーノハウスで、たくさんの人がテレビの前にいたこと。 最初、新聞の写真(航空機がビルに突っ込んでいる物)を見たとき、ありえない事故が起きたんだと思った。 テロなんて考えもつかなかった・・・ 今、考えると、あの日まで私の頭の中に「テロ」というものは現実的な物としては存在していなかったのだと思う。 ある意味「平和ボケ」 真実を知った時、一瞬にして「テロ」というものが私の頭の中に摺りこまれてしまった。 その日から、単なる事故でもテロを疑うようになった。 ご存知の通り、テロの日から航空機は、一切空を飛べなくなった。 空港も閉鎖された。 ホテルは閑散としていた。 帰国予定の人たちは、毎日、荷物を持って空港まで行っていたようだ。 万が一、飛行機が来たときのことを考えて・・・ 午後になると、疲れきった人達が、荷物を引いてホテルに戻ってきているのを連日見かけた。 幸いなことに、私達の帰国予定日の前日、最初のレスキュー便が来た。 私達がビーチでのんびりしている間、ホテルのコンシェルジュがJALにリコンファームをしてくれた。 帰国予定日、空港に行くとレスキュー便。 日本からは何も積まないことを条件に、ハワイの空港に着陸することを許された飛行機。 クルー以外、誰も乗っていない飛行機。 私達のチケットは、いわゆる「正規割引運賃」のそれだったので席が確保された。 しかし、ツアーなどの団体運賃のチケットなどは後回しで、積み残された人も多かったようだ。 昨日も乗れなかったのにと言っている人々もいたし。 しかも、当日の日付入りのチケットが優先されるらしく、テロでキャンセルされた飛行機のチケットの人達は後回しらしい。 乗った飛行機の、機内食のカトラリーは、すべてプラスティックに変わっていた。 とにかく、運良く、予定通りに帰ってこられた私達。 テロ後のホテルでの生活は、それ以前と何も変わらず平和で、のんびりしたものだった。 ただ、カバナから見える青い空には、一切の飛行物を見ることはなかった。 ジェット機はもちろん、島内観光のヘリコプターもセスナも。 人気の少ないビーチのカバナで過ごした、あの日々。 不思議なほどに静かな印象を伴って、あのカバナから見たどこまでも青い空と一緒に、記憶の中に確固として存在している。
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