テーマ:DVD映画鑑賞(14212)
カテゴリ:映画レビュー
「追憶」を始めてみたのは、大学生の時でした。
封切りで見たのではなく、映画館の恋愛映画特集か何かだったと記憶しています。 主役は、バーブラ・ストライザンドとロバート・レッドフォード。 ・・・・・ ロバートはお金持ちのぼんぼん大学生。 バーブラは政治活動に熱中する貧乏女子大生。 二人は、おなじクラスで勉強するのだけど、共通点は全くなく卒業後はそれぞれの道へ。 偶然再会した二人、恋に落ちて結婚 でも、バーブラの政治に対する情熱は抑えられず、だんだんにすれ違っていく二人。 一度は彼女と別れようとしたロバート。 でも、彼女の生活を改めるからという必死の申し出と、彼女に対する愛情で結局別れられず、縁りをもどすことに。 上級社会になじもうとするバーブラ。 妊娠して落ち着くかに見えた二人だが。 消し去ることの出来ないバーブラの政治に対する情熱と、赤狩り吹き荒れるハリウッドで、彼女のせいで仕事を失いそうになるロバート。 お互い、心の底では相手に対する愛情を持ちながらも、結局は別れることに。 それから何年か後、偶然街で再会。 思わず駆け寄り、抱き合う二人。 二人の心を去来するのは愛し合った日々。 でも、既に二人の道が一本にならないことを知っていて・・・ 身体を離し、それぞれの場所に戻っていく。 ・・・・・ これを見たとき、大学生で、恋愛至上主義とは行かないまでも、それに限りなく近かった私。 好きな人と二人でいられれば、それだけで幸せ、他に何も要らない。 本当にそう思っていた頃。 お互い愛し合っているのに、主義主張の違いで同じ道が歩めないなんて・・・ もう、悲しすぎて、号泣。 日本に暮らしていると、宗教や政治が恋愛の障害になることは、決して無いとは言わないけど、とても少ないと思います。 愛の前でも、妥協できない何かを有してしまうって、つらいことだなって。 原題は「The Way We Were」 バーブラの歌う主題歌も美しく心にしみます。 もちろん、今の私はあの頃と同じ感想を持つわけではないけど、それでも今も尚、あの映画を見ると切ない気持ちでいっぱいになります 「The Way We Were」 忘れられない映画の一つです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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