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2009.03.22
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カテゴリ:映画レビュー

『ホノカアボーイ』の原作を読んで、ハワイ島のあの雰囲気が味わえるかもと、映画『ホノカアボーイ』を見にいくことに。


ホノカアボーイ オリジナル・サウンドトラック

封切り後2回目の土曜日。

ラッキーなことに、プレミアムスクリーンで通常料金での上映。

サイドテーブルのついた、リクライニングできるゆったりした椅子での鑑賞。

トレイラーが終わり、館内が暗くなって、いよいよ映画が始まります。

きらきらワクワク・・・きらきら

サドルロードを走る車が映し出されて、主人公が女の子(蒼井優)と一緒に車に乗ってる・・・

んっ?なぜ、主人公が彼女連れ~!?本当はパパとハワイ島を訪れました

しかも、主人公、バリバリの日本人だし??本当はハーフです

しかも、ハワイ島にムーンボーを見に来た設定のよう???

それって、一体・・何のお話~?????

そうです、原作と映画、まったく別のお話だったのです!!

同じなのは、ホノカアという土地と、何人かの登場人物の名前だけ。

原作はノンフィクションだけど、映画は全くのフィクション

テーマも全く違うし

 

原作の主人公は、根っからの映画少年。

その目には、ホノカアのノスタルジックな映画館が神聖なものに映る。

しかも、その聖地には、アロハな心を持つ素敵な人たちが。

その感動に、できるものなら、長い人生の中の短い時間を、そこで過ごしてみたいと。

 

そういうお話じゃなかったっけ?

 

酷いところでは、原作で、良い意味で女を捨てていない老女のビーさんが、映画ではつまらない嫉妬心を出すことで、それを表現?していたり。

おじいさんが「年を取ったからといって、やっちゃいけないことはないんだよ」と、余計に年寄り臭いことを言ったり。

そんな当たり前のこと、当たり前すぎて、誰も口にしないでしょ!

お話がそれならば、せめて、風景の映像なりとも、ハワイ島の風景の紹介に徹するくらいのサービスをしてくれてもいいのに、それもなし。

映画の中の景色からは、ハワイ島の持ってる雰囲気、全く感じられませんでした。

 

でも、倍賞千恵子さんをはじめ、松坂慶子さん、喜味こいしさん等の出演者たちは、とっても素敵に演じていました。

長谷川潤さんは、とってもキュートきらきら

ラストに流れる、きょんきょん(原作に準じて、きょんきょんと呼びます)の歌も心にしみるし。

マラサダは、本当に本当に美味しそう~ぺろり

映画を見ながら、家に、ミスタードーナツのシュガーレイズドが買いおきしてあったことに感謝したくらい(笑)

 

 

原作を読んでいなくて、尚且つ、ハワイ島に思い入れがなかったら・・・

そうしたら、もしかしたら楽しめた映画だったのかもしれません。

 

 

 

 






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Last updated  2009.03.22 17:29:01
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