月末最終日。
何とか今月も無事に乗りきれたみたい。
彼も、私も。


夜になって、ものすごく冷えてきた。


こんな晩、彼はまたも飲み会。
お開きになってから、電話をくれた。


開口一番、
『寒すぎるんですけどぉ～…』
電話の向こうでガタガタ震えながら
歩いているのがよくわかる。


そうだろうね。
こっちだって、風が冷たくて
帰りがけ、すごく寒かったもの。


「早く帰ったほうがいいよ、風邪引いちゃう」
『うん、そうだねぇ。
　あ、でもラーメンでも食べて帰ろうかなぁ』
「またそんなこと言ってる！」
『だって寒いんだもん！』


まるで子供のよう。


新聞に出ていたよ。
『お酒はカラダを冷やしてしまいます。
　飲んだその時は暖かいですが…』
って。


そばにいたら、暖めてあげるのにな。