ときどき思うことがある。


彼と私、内緒で付き合っている関係。
秘密の関係を維持していくには
ガマンしなくちゃいけないことが
いっぱいあるんだ　って。


すぐに自分の心が
くじけてしまいそうになることのひとつに
『彼に言いたいことを言わずにガマンする』
ということがある。


その中でも、最たるものが
『逢いたくても簡単には逢えない(現実)』こと。


奥様にわかってはいけない。
逢うのに時間を合わせないといけない（勝手に逢いに行ってはいけない)。
お金も用意しなくちゃいけない。
そして、彼に
『私の住むところに逢いに来てよ』
と、簡単に言ってはいけない。


だって、彼がこっちへ来るのには
いくつもハードルを越えなくちゃいけないからだ。
とっても大変そうだ。
だったら、ハードルが少ない私の方から
彼に逢いに行けばいい。


いつもそう思ってやってきた。


彼に逢いたい気持ちがあるから
私が自分のハードルを越える…
そんなことは何でもない、
それも事実。


でも、半年も来てもらえないと
ちょっとだけワガママを言ってみたくなる時がある。


今日の夜の電話で言ってみた。


「初めて逢ってから、4月で1年になるんだね。
　4月はこっちに逢いに来て欲しいな」　と。


心がくじけてしまうことで、
「あなたが好きだ」　という
本当に大切にしている気持ちまで
グジャグジャにさせたくないんだ。


実現しなくてもいい。
たまに、気持ちの『ガス抜き』をさせてね。


そうすれば、また明日から
思いつづけていくことができるから。


大切なあなたを。