この前書いた日記は9月のはじめ。
まだ「暑い夏」と呼ぶにふさわしい時季だった。
それから秋が来て、冬もやって来た。


『また来月、逢えるよね』と書いて別れたあの日以来。
彼とはその後、一度も逢ってない。


入る連絡は週に1回あるかないかのメールと
月に一度の電話。
二人、(彼の状況が)落ち着くまでは
連絡も控えようと考えていた。
最初は寂しかったけど
彼も彼で頑張っているんだ、と自分に言い聞かせてた。


この3ヶ月、彼は今までの生活を一度リセットするという
大きな転機を迎えてた。
そばにいない私に何ができるわけでもない。
だけど、見守ることはできる。
『私はいつもここにいるんだ』と彼に呼びかけ続けた。


私の願いはただ、ひとつだけ。
彼に元気で幸せに暮らしていて欲しい。
それだけだった。
そのために、見守っていたかった。


私の願いが届いたのか、
彼の生活や周りの状況は、少しずつ落ち着きを取り戻した様に見える。
そばにいる人たちに助けてもらうことも多いだろう。


きっと、彼はそんな人たちや、小さな出来事に
感謝して毎日を送っていることだろう。


この先、さらにもうちょっと状況が落ち着いたら…


また、逢えるよね。