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あっという間にキンモクセイも散り、気づけば晩秋というより、
もはやこれは初冬、と言っても良いような陽気。 瞳が風邪をひき、私が風邪をひき、夫が風邪をひいた。 そうしているうち街は、本当に急に寒くなってしまったのだった。 振り向くと冬に肩を叩かれた感じだ。不意打ちをされて、とっさには 返す言葉もなく、心も体も秋のまままだまだぼうっと立ち尽くしている。 慌てて自分や夫の暖かなジャケットやコートをとりあえずごそごそと 押入れから引っ張り出し、取り敢えず一着、瞳の為のダウンベストを買う。 いつもの如く日記を長い事留守にしていて、久々に更新しようかなと 考えたりもしていたら、先日ネットに繋がらなくなった。 もう随分前から老体に鞭打つようにしてネットに繋げていたので 最悪、新しいPCを買わねばならないだろうかと覚悟もしかけていた一方、 リカバリーをかけたら何とかなるかもという期待も少しだけあったので、 取り敢えずサポートに電話をかけたが、やはり取り敢えずいっぺん リカバリーをかけてみる事に。 結果、本日なんとかネットは繋がった。 但し、一筋縄ではいかなかった。リカバリーをかけてからの設定で すったもんだ、ネットに繋がるまでの本当に長かった事。 リカバリー=取り敢えず全部やり直しなので、 サポートに電話を繋ぎつつ各種設定をちまちまとしている間、 サトイモの煮っ転がしを焦がす。 混雑していたサポートの電話がやっと繋がったのが サトイモが煮える頃であった為である。 断っておくが、サトイモの事も大変に気になっていたのである。 私はサトイモの煮っ転がしが好きだ。粘りがあり、甘辛い所なぞも 実に私好みだ。 が、この場合私の意識が電話をとるかサトイモをとるかと言えば、やはり ここは猛烈な混雑でなかなか繋がらず、15分放置でようやく繋がった 電話の方なのであった。 電話に出て、案内をききながらちょこちょことPCをいじる。 ちょこちょこ。ちょこちょこ。ちょこちょこ。 もちろん冷静に火を止めてそれをすれば良かったのだろうが、 考えが及ばなかった、というより、ちょうど煮える頃に 設定も終わるだろう、と思ったのだが、甘かった。 幸い丸焦げまではさせずに済んだ、少々焦げ臭いサトイモを食べる。 自分は案外普通に食べられても、夫に食べさせるには申し訳ない 焦げ加減のサトイモを。 ああ、人生は思うようにはいかない。私のような慌て者の場合は特に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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