カテゴリ:大河ドラマ「江」
トヨエツ信長最終回。おろし髪、白装束、銃弾の傷、返り血。死ぬのに褒め言葉もないけれど、最後まで素敵だった。
今回奇天烈なストーリーだったがなんだか面白かった。 光秀に向かって「謀反でも起こして見るか?」と挑発したり、自分がいなくなった後任せられるのは光秀しかいないと蘭丸に話をしたり。 宗易に「天下でもとってやるくらいの気持ちになったらよろし」と言われ、ムキになって否定してみたものの、信長を討つという考えが浮かぶと光秀の右手の震えがおさまる。本能寺を襲撃し必死になって首を探す光秀のあせりみたいなものが見えた。 「是非にも及ばず。今更騒いだところでどうにもならん」ニヤッ。「人間50年。潮時かもしれんな」ニヤッ。自分の最後を迎えるに当りクールな信長。光秀に対する恨みごとも言わない散り様がかっこいい。 直接会うことはできなかったが、江と信長の想いは通じ合ったのか、信長は最後江の姿を見て充分に生きたと伝え、江は馬上で立ち往生していたが、信長に生きよと言われ、苦手を克服し馬を走らせ前に進む。 秀吉、いきなり怖い。前回までのおちゃらけキャラから全くの別人へ。ホッペの赤みも薄くなった? 同じ登場人物、同じ歴史的事件なのに描く人によって違ってくるのが面白い。こんなに楽しいなんてもっと早くから大河を見ていれば良かった。 司馬遼太郎の「国盗り物語」を丁度読み終わっていたおかげで今回はさらに楽しめた気がする。この小説を読むと光秀贔屓になるのは私だけ?織田信長を語るには明智光秀は必須なんだけど小説途中の作者コメントにもあるように司馬遼太郎は明らかに光秀に肩入れしている。斉藤道三、織田信長、明智光秀、三人とも好きになった。それに比較すると足利家の書かれようはひどい。秀吉、家康と読み進みたいところだけど、室町時代より前も気になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月07日 11時13分56秒
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