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今日は、朝方早くになんとなく目が覚めた。
時計をみた。 あ、そうだ。今日は阪神淡路大震災があった1月17日。 あの日、私は、部屋を引っかき回されるような、体験したことのない 揺れをベッドの中で感じつつ、恐ろしくて目を開けることが できなかった。 長かった揺れがおさまったとき、これは夢かな。夢だよね。と 布団をかぶり目をつぶっていた。 遠くで母が私の名前を呼ぶ。 あ!やっぱり夢じゃないと思い、慌てて自分の部屋からリビングを抜け 母の声がする、いつも家族でTVをみる部屋へいった。 その後、全てのものが倒れて壊れて散乱している部屋からコートも靴下も 出せず、寒い中パジャマの上に毛布をまとって近くの公園へ避難。 マンションのガス管が裂けて漏れている為、部屋へ戻る事が禁止され 小学校の体育館へ。 寒さとひもじさと不安で押しつぶされそうな日々。 水も食べ物も無い場所へ、わざわざ2Lのペットボトルの水を1本5千円で 売りに来る他県の人。そしてそれを買っている人。 とてもつらかった。 数日後その体育館で、幼なじみや友人・先生が天国へ行ってしまった事を知る。 生きるって何?命って何?いろいろな事を感じ体験した。 なのに、年々記憶が薄らいでしまいそうになる。 あの日、たくさんの命とたくさんの財産が消えてしまったこと。 映画でも夢でもない。現実なのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/01/17 02:43:20 PM
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