誓いの言葉の深さを知る一年。
結婚式で聞いた神父様の誓いの言葉の意味を身をもって経験し、夫婦としての真価を問われた一年でありました。
夫が病に倒れ働けなくなり、一体これからどうやって生きていけばいいのか途方にくれ。不安で身が引き裂かれそうになり、生きていることがこんなに辛く惨めだと思ったことはありませんでした。
元々、精神的に弱く不安定な私は穏やかで頼れる夫が好きでした。
そんな夫が、精神的にボロボロになり夜も眠れなくなり会話もままならなくなり…。そんな状況で、子どもを守りどう生活をして行くのか…。
思い出しただけで、眠れなくなりそうです。。。
でも、答えはとてもシンプルでした。
ただ、ひたすら働く。
答えが出ても、最初は自分の気持ちの整理がつかずなんで夫だけ?なんで私だけ?と被害妄想に襲われ勤務中に涙が出ることもありました。
夫がよくなった!と、社会復帰してもすぐにまた体調が崩れ…
二度目は、怒りもありました。
夫が、自分という人間を知らなすぎる!と、病院の先生に訴えたり…夫に期待したり頼ったりするのは、私の精神的に良くないから止めよう!と、ひたすら就職先を探して面接に行きまくったり…メンタルのバランスが崩れてる夫に辛くあたったり…。
もう、好きな気持ちとかもよくわからなくなったりもしました。
少し病院に通い、夫が落ち着き始めて定時勤務に…。
私は夜も昼お世話になっているお店で、たまに働かせてもらうことで収入のバランスを取り始めました。
私の気持ちも落ち着き始めてきたように、思います。
夫が家事をしてくれることが増えて、掃除が苦手な私はとても救われています。
まだまだ、なんで?とか、普通に戻りたいとか思わないわけじゃないけれど、私が夜も働き収入のバランスをとることで夫が普通の人間らしくいられることが出来るのならば、それが一番大切なことだと思っています。
夫婦は、良いときは誰だって上手くやっていける。問題が起きて、バランスが崩れて怒りや不安に飲み込まれたときなんとか苦しみながらも乗り越えて行こうともがいていけるかが大事なんだと知りました。
私が今まで夫が大好きで、ラブラブでいられたのは幸せで満たされていたから。
幸せだとは思えなくて、辛いとき好きかわからなくなったし、私には愛なんて持ち合わせていないんだ!と思ったし、今も愛なんてよくワカラナイ。
だけど、病めるときも貧しい時も…そう誓ったのだから限界まで夫婦をやっていくしかないと思っています。
この2014年は、試練の年でもあり私のメンタルを強くする年でもありました。
来年は、穏やかに平凡に幸せに過ごしたいと思いながら…どこかでまだまだパワーアップしたいと願う自分がいます。
そして穏やかさなんて、もう自分には来ないんじゃないか?と不安に思う弱い自分もいます。
強気な自分と弱気な自分。
両方抱き締めて、しっかり歩いていきたいと思います。