ライオンと魔女(05'米)
記事整理中です。テーマやその他色々調整して、過去記事をアップしなおしています。多少、加筆修正やらしてますが、時間経過が最初にアップしたそのままにしていまして・・・・紛らわしくてすみません、サイトはそのままですので~ずっと子供に「見たい」とせがまれていて、先日の連休にやっと借りて見ました・・・ ←オープニングタイトル 「The Chronicles of NARNIAThe Lion, The Witch and The Wardrobe」(2005年)アメリカ 作品。映画が今年3月に日本で公開された頃、 絵本になっていた原作を子供と見てみましたが、やはり、小学生時代に原作本7冊読んでいる私としては、1作目のみの、しかも絵本というのは、物足りなく・・・原作というのは、イギリスのC・S・ルイスによる児童文学「ナルニア国ものがたり」7部作のことです。その7冊を出版順に言うと、『ライオンと魔女』("The Lion, the Witch and the Wardrobe") 『カスピアン王子のつのぶえ』("Prince Caspian") 『朝びらき丸、東の海へ』("The Voyage of the Dawn Treader") 『銀のいす』("The Silver Chair") 『馬と少年』("The Horse and His Boy") 『魔術師のおい』("The Magician's Nephew") 『さいごの戦い』("The Last Battle") となっており、その第一作目が今回劇場版となったものです。ほんと、導入部分ですね。私が実家に持っていたのは、日本で最初に出版された時のもので、翻訳は瀬田貞二氏でした。 原作の時代背景は、第二次大戦下のイギリス。ペベンシーの4兄弟姉妹が、疎開先の屋敷にあった、古びた洋服ダンスから、異世界の「ナルニア」へ入ってしまう。最初に入り込んだのは、末妹のルーシー。かくれんぼしているうちに、隠れ場所として選んだ洋服ダンスがナルニアへの入り口だったんだけど、幼い末妹らしく、怖がったり不思議がったりすることなく、その不思議な世界へ入り込みます。で、出会ったタムナスさんここまでで、もう私的には、子供の頃一生懸命想像していた世界が目の前の画面に広がっていて、感激しちゃいました原作本にも、もちろん挿絵はあります。でも、細かい描写や情景は、文章から自分で想像するわけです。中には、小学生の知識や想像力では上手く情景がつかめない部分もあるのね。それがすっきり晴れた感じとでもいうのかなーーーナルニアを長い冬にしてしまっている魔女もそう。「あ、そうそう、こんな感じ」って思わず言っちゃいましたっで、ナルニアは、その白い魔女によって100年の冬を強いられていて、この1作目は、ペベンシーの4兄妹が、偉大な王ライオンのアスランとともに、白い魔女を打ち破りナルニアの英雄となるまでが描かれています。途中、ふつーのオジサンちっくなサンタが出てきて、必ず役立つであろう、というモノを兄弟たちにプレゼントしてくれます。 私は歴史には詳しくないけど、ナルニアの住人達と白い魔女軍の戦いシーンは古いイギリス スコットランドの戦いのような情景を彷彿させます。 終盤、兄弟たちを裏切っていた次男エドマンドも、無事合流してやっと仲直りした4人兄妹。戦いの舞台は、非常にきれいな丘陵地帯・・・CGだろうと合成だろうと、物語の世界なので、このくらいの壮大さが気持ちいい。なんとか戦いに勝った兄弟たちは、英雄として迎えられ 4人の王・女王として、即位することになります。そして数年。 すっかり大人になった4人は、人間界のことはすっかり忘れています。でも、最初に箪笥から迷い込んだ時にあった、ガス灯を見て導かれるように、茂みの中へ・・・ そして・・・・・・ ほんの数分も経っていない、箪笥に入る前の時間に、場所に、戻っていました。今から50年以上前に書かれた物語だし、それなりに伝統的なファンタジー、という感じもしますが、素直に、わくわくしながら子供たちと見るには、さすがディズニー、って感じですかね有名な俳優が出ているわけではないんだけど、4兄妹の子供たちがとても自然で、普通にいそうな普通の子供たち、というのも、良かったのかもしれませんねーこの手の児童文学は、「ハリー・ポッター」シリーズや「指輪物語」など、次々に映像化されてますね。CGや、アニマトロニクスの発達ゆえの現象でしょうが、どの物語も、欲を言えば子供のうちに原作で経験してもらいたいなーなんて思ってしまいます ナルニア国ものがたりセット(全7巻)でも、一緒に休みの日のひと時を過ごすには、なかなか良かったのではないでしょーか