ハチミツとクローバー
記事修正中です。テーマ変更・カテゴリ移動ほか、必要に応じて加筆修正しています・・・懐かしい記事も多々ありますが、当時を思い起こして、暖かい目で見てください・・・・ドラマ版のハチクロは、昨日第2話がOA終わりました。ワタシは、原作もアニメも見ていないので、 (原作アニメ版)実写映画が最初のハチクロ体験。原作マンガ、読みたいようなそうでないような・・・ハチミツとクローバー (2006年日本) 監督:高田雅博 美大の建築科に通う竹本(櫻井翔)は、花本先生(堺雅人)の親戚のはぐみ(蒼井優)に一目惚れをする。かわいい顔に似合わないダイナミックな絵を描くはぐみの天才ぶりは、竹本の先輩の森田(伊勢谷友介)の心も突き動かす。一方、陶芸科の山田(関めぐみ)は、建築科の真山(加瀬亮)に片思い。そして真山は、山田の気持ちに気づきつつも、バイト先のデザイン事務所の理花(西田尚美)を一途に思っていた。 原作のイラストしか知らないけど、蒼井優のはぐみは、どんぴしゃな感じ。ふわふわ~っとしていて、芯が強くて、素直で感性豊か。はぐみの美術の担当は、MAYA MAXX。もう、とにかく色がキレイでダイナミックです。バイト先の理花が好きな真山、 ほとんどストーカーで、それは自覚してる。壁一面、理花の使ったストローやら拾ったゴミやらで埋め尽くされている。・・・せつないねぇ~学生にしちゃ老けてる?なんて思ったけど、イヤイヤどうして、加瀬亮、イイ花本先生も、 はぐみの身内らしく、飄々と柔らかく、感じすごく合ってます。森田と出会った時は、 最初は怖がって?竹本を挟んで避けていたのに才能あるもの同士は、やはり惹かれずにはいられないのかな、御互いの製作する姿に触発され、自らの製作にも熱がこもる、わくわくするような才能と才能のぶつかり合い。この絵を花本の倉庫で描いていたときの、バックに流れる曲。オペラ「ワリー」の第一幕、さよならふるさとの家よという曲ですが、大好きな映画、「ディーバ」(ジャン・ジャック・ベネックス監督)で多用されていて、はぐみの製作風景も印象深いものとなっています。 チェーンソーで大まかに木材を切っていく森田。あの彫刻、1週間前のほうが良かった、とはぐみに指摘され、ばれたか・・・と森田。この、裏庭?でのシーン、大好きです。 ホント、この2人の眼から見た世界はどのように見えるんだろう???おねぇ系藤原画廊のルイジとマリオ兄弟、これまた堀部圭亮と宮崎吐夢がめちゃはまっていて、ぐ~~っ ドラマ版も、今週は海に行きましたねーそして、はぐみと森田に大きな展開。映画では真山がせっせと整備してやっと乗れるようになった車。色が渋いし、形も渋いっ。カッコイイのです。 ちょっと状況は違うけどドラマでももう放送された、はぐみと森田とのキスシーン。もちろん、竹本は目撃してしまい、沈没。8年生の森田からみればはぐみは7歳くらい年下?でも、そのスバラシイ才能と、まっすぐで揺るぎ無いはぐみの芸術への想いに森田は本当に惹かれたんですね。混乱したはぐみは、このあとスランプに陥るけど、朝のキラキラした海での、とてもキレイなシーンでした。竹本は可哀相でしたが・・・一方の真山と山田。 酔った山田をおんぶする真山のシーンも、もうドラマ版でもありました。「真山、好き」という山田のことばに、ただ「うん、、、ありがとう」と優しく答える真山。これもいいシーンだね。スランプに陥るはぐみを助けられるのは 森田さんしかいないんだ、と竹本に背中を押され、買い手がついたものの納得のいかなかった自分の作品に火を放つことで精一杯はぐみの助けになろうとした森田。この場面で、手をつないだり抱き合ったりしないところが逆にいい。森田は、この国を出る、といい、はぐみも、そうだと思った、と。深い心の、才能のつながりが出来た二人の関係を象徴する、短い会話でした。 竹本は、少しづつ自分の道を見つけて休みには建造物の修復をしている男(中村獅堂)の作業を手伝う日々。森田はNYで個展を開いてコテンパン、そして竹本が心をこめて修理した筆で、はぐみは大きな青い一枚の絵を完成させた・・・・マンガのイラストしか知らなかったけど、そのイメージとかなり近かったし、劇中の挿入歌やエンディングのスピッツの曲など、映画のイメージはそのままワタシのハチクロになってしまった。絶対に、曲はスピッツでしょうっ魔法のコトバ、すごくいい曲です。とにかく、今回のドラマは別物としてみた方がいい、という結論に達しました。