|
カテゴリ:好き好き!本・雑誌
最近ハマってる岩井氏。
新作は文庫になるのを根気よく待って、 今は文庫になってるものを着々と読んでる最中です。 文身 岩井圭也 あらすじ 虚実茫漠たる無頼作家の苦悩を描いた、若き実力派の問題作! 己れの破滅的な 生き様を文学に昇華させ、最後の文士と呼ばれた男の死。 遺稿に綴られていたのは、 自殺したはずの実弟との奇妙な共謀関係だった! 果たしてこれは真実なのか? 私小説の主人公は俺やない、兄ちゃんやーー ここに書かれたことは実現しなければ ならないーー 好色で、酒好きで、暴力癖のある作家・須賀庸一。 業界での評判はすこぶる悪いが、それでも依頼が絶えなかったのは、 その作品が すべて〈私小説〉だと宣言されていたからだ。 他人の人生をのぞき見する興奮と ゴシップ誌的な話題も手伝い、 小説は純文学と呼ばれる分野で異例の売れ方を 示していた……。 ついには最後の文士と呼ばれるまでになった庸一、 しかし その執筆活動には驚くべき秘密が隠されていたーー。 真実と虚構の境界はどこに? まんまと騙されたまま最後まで読んでしまった。 兄庸一と弟堅次、生い立ちはやはり胸が苦しくなるような環境で、 そこから脱したい、という弟の計画はうまく行って欲しい、と思うのだが 最後の最後、庸一の遺稿で真実がわかるとは。 えええ????・・・・マヂ?こわ という結末で、非常に驚いてしまった。 このところ、岩井氏の作品をまとめて読んでいるのだが、どれも違う作風というか ジャンルが広いなあ、と思います。 もうしばらく読んでみたいと思ってますね。 文身 (祥伝社文庫) [ 岩井圭也 ] 文身【電子書籍】[ 岩井圭也(Iwai Keiya) ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.01 19:02:06
コメント(0) | コメントを書く
[好き好き!本・雑誌] カテゴリの最新記事
|