3年
早いもので、3年経った。あの頃はきっとあの頃なりに必死やったんやと思う。それが良かったのかどうかは問わない。ヨーグルトの味は、3年経っても吐き気がするくらいリアルに覚えている。致死量だと思って飲み干したそれは、致死量でなく。ただ悪戯に苦しませて、終わった。腕の傷もあれからほんの少しだけ薄くなった。最近、怖かった。あの時と似ているような感覚で、また同じように死のうとするかも、みたいな感じ。フラフラとする、その感覚がまさにあの頃と似てたから。2度目の誕生日も3回目。それでもやっぱり、忘れることなんかできなかった。