国際遠距離結婚　愚痴日記

父はふきんでキッチンをきれいにし始めた。

暴言をたくさん吐きながら。

私はものすごく冷静に、

「ごめんなさい、私、やりますから。」

というと、

父からふきんを取ろうとしていた。

でも父は、

暴言を吐きながら私に布きんを渡さなかった。

私はここまでいわれるんだから、

なにがなんでも綺麗にしてやると思い、

ごめんなさいを連発しながらキッチンからどかなかった。

案の定、

わかってはいたけれど、

父の怒りは最高に爆発した。

私はいっそうのこと、彼に殴られたくて、

昔はよく殴られたけど、

大人になってからはぜんぜんだし、

いっそうのこと殺してくれ、とまで思った。

思っていたとおり、

彼は私を突き飛ばした。

やっぱりね。

ここから殴られるかな？

私は突き飛ばされた反動で、

冷蔵庫で顔を打つと、

じゅうたんのある方へ、飛ばされた。

さあ、来い！

心の中ではそう思っていたのに、

私は自分の行動に、

自分自身ものすごく驚いた。

身体が硬直する。

昔からよく殴られていたから、

身体が勝手に私の意志とは別に反応してるようだった。

そこからものすごい震えがきて、

私は泣きじゃくった。

ごめんなさいと何万回も言ったと思う。

あんまり覚えていないけれど、

たぶん私言っていたと思う。

「もうしません、許してください、ごめんなさい！」

父はそれでも私に罵倒していた。

私は怖くなって、

部屋のカーペットを体中に巻きつけていた。

もう頭がおかしくなっている。

震えがとまらない。

でも頭の中では

「キッチンをきれいにしなければいけない、

　今すぐに！」

という指令がでていて、

もうわけがわからなくなっていた。

自分ではわからなかったけど、

私はそうとうな大声で叫んでいたらしく、

母はあわてて窓を全部の窓を閉めていた。

私は這いずりながらキッチンへ行き、

洗い物をしようとスポンジをにぎったが、

もう震えが大きすぎて、

洗いものなんてできたもんじゃなかった。

ウッスラ聞こえる母と父とのやりとり。

あなたのせいじゃない！！！！！！！！！！

この子がこんな風になったのは小さい頃からのトラウマよ！！！

どうするのよ！！！！！！！！！！！！！！

父は、

ビビアン、お前はあっちにいけ！！！！！

と腕をひっぱったが、

私はものすごい勢いで叫んだ。

まだ洗物が終わってない。

キッチンがまだ綺麗じゃないから。

もうそうとう頭がおかしくなっちゃってて、

ひどい過呼吸が始まった。

そこからはあまり覚えていないんだけど、

父は私を抱きかかえ、

しっかりと息ができるようになだめた。

母は隣で、うちわで扇いでくれた。

私は涙でぐちゃぐちゃになりながら、

一生懸命に訴えた。

離婚しないで！！！！！

もう、ちゃんといい子にしてますから！！！！！！

完全に頭がいかれてしまったようだ。