ポルポローネ

2006年04月25日

(6)

今月のケーキ教室は焼き菓子を習った。
フロランタン、フィナンシェ、ポルポローネの３種類。

シェフのフロランタンはパートシュクレの生地にローストしたアーモンドスライスがたっぷり入った
アパレイユを流しこんで焼いたものでさくさくっとして美味しい。
このようにクッキー生地に流し込むのはスイス式だそうだ。
フランス式はこのアパレイユの上の部分だけ焼いて冷めたら裏にチョコレートを塗るらしい。

フィナンシェはお金持ちという意味で、
本当は金塊をイメージした四角い型に流し込んで焼くのだけど、お店用のは１度に大量にできてしまうので、今回は別の型で焼いた。
フィナンシェ型とは別にヴィジタンディーヌ型というのもあるらしい。
シェフのフィナンシェは、たぶん、どのお菓子の本にも載っていないオリジナルな作り方で
私も目が点になるほど、びっくりした。

え！それを温めちゃうんですか？　

え！それで混ぜるんですか？

でも、ちゃんとまん中がぷっくりと膨らんだフィナンシェが出来上がった。
フィナンシェはできたてよりは２～３日経った方が全体がしっとりなじんで美味しいと思ってた。
会社にいる時は、よくアンリシャルパンティエのフィナンシェを頂いた。
チョコ味がみんなに人気だった。
シェフのフィナンシェは焼きたてがすごく美味しい。
外がカリカリしてて中はしっとり。別々な食感があるんだけど、全体的になじんでる。
やはりあの不思議な作り方に秘密があるのかも・・・

そして、私の大好きなポルポローネ。
これは、スペインの地方菓子のポルボロン。
都内のある私立の女子校が文化祭のバザーで門外不出のレシピで作って売っているので有名と聞いたことがある。
私はシェフのお店で食べたのが初めてだったけど、もうかなりはまった。
口の中でぽろぽろんと崩れて　さぁーっと溶けるの。シナモンの香りがして、本当に美味しい。
スペインではこのお菓子を口に入れてる間に
ポルボロン　ポルボロン　ポルボロンと３回言えると願いが叶うという言い伝えがあるそうだ。
でも、３回言うより　じっくりと味わいたいかも（笑
お店では菊型に抜いてあるけど、今回は丸型とハート型で抜いて作った。
きっと、近いうちにポルボロンはブームになるくらい流行ると思う。
だって、本当に美味しいぃぃぃぃぃ！
紅茶やチョコフレーバーやレモンフレーバーもいいかもとシェフが言っていた。

そして、焼きあがるまでの間、はちみつのティスティングをした。

マロン、春の花、ラベンダー、オレンジ、レモン、フランボワーズの６種類。
私は、フランボワーズが美味しいと思った。
マロンはかなりクセがあった。春の花は、香水のようなきつい香りがした。
はちみつは以前、伊豆でハーブティを飲んだ時に添えられてたみかんのはちみつにはまった時があった。
今、気に入ってるのはユーカリの蜂蜜。

焼きあがってから試食タイム♪
上の画像はうちに帰ってから写したもので
これはケーキ教室で試食したもの