500gで290円。 ジャムを作ろうとネットサーフィンしてたら、美味しそうなレシピを見つけた。 白ワインとルバーブってあうかも♪ ジャムにする前の生のルバーブをちょっぴりかじってみる。 渋みと酸味がある。 この堅い繊維だらけの植物が変身しちゃうから不思議だ。 ジャムを作る時って部屋中に甘ぁい香りがたちこめる。 子供の時に読んだ大好きな絵本 じゃむじゃむどんくまさん 読んでるだけで気持ちはジャムの甘酸っぱい香りでいっぱいになる。 ルバーブには思い出がある。 大学生の夏休みにイギリスのケンブリッジでホームステイしてた時、 ある日、リビングのソファの下に料理の本が隠してあるのをみつけた。 日本食とカレーの本だった。 大好きなイギリスにいるのに日本が恋しくなって元気のなかった私に ホームステイ先のママが日本食を使って元気つけようと思ったみたいだった。 その時にステイしてたのは、日本人の私とイタリア人のローリー&マーリー姉妹の3人だった。 それぞれ自分の国の料理を作ろうということになった。 私は肉じゃがと卵チャーハンを作った。 その時に残ったお米を見て、ママが私のためにお米料理を作るわ!と ママがこっそり料理の本を見ていたのを知ってた私は、何ができるんだろう~とドキドキした。 ママは、 「庭にあるアレを使ってお米料理を作るわ!」 と指差した先にあったのは 庭の道具小屋の脇に生えていた太いススキのような草だった。 ん?あの草は何?と聞いた私にママは答えた。 「Rhubarb!」(ルバーブよ!) 初めて聞く名前だった。 ルバーブはイメージとしては日本のイタドリという植物によく似てるかも。 次の日の夕飯は別にいつもの通りの感じのもので、 あれ?お米は?と思ってる私にママは 「デザートよ。」と登場したのが、 ルバーブ&米&温かいカスタードクリームだった。 ルバーブはとても草とは思えないくらい柔らかくてりんごのような甘酸っぱい味がした。 甘めのカスタードクリームととてもよくあう。 でも、当時の私には、お米と、カスタードクリームとはなじまないし、甘酸っぱいルバーブとお米の組み合わせも合うとは思えなかった。 今でもスペイン料理のデザートのアロス・コン・レチェ(米のミルク煮)もやはりなんか違和感がある。 たぶん甘いミルクとお米が私のなかでは合わないのだろう。 でも、ママが私のために作ってくれたので、残さずにちゃんと食べた。 ママの気持ちが嬉しかった。 ルバーブを見るとあの時の事を思い出す。 なぁんて思い出に浸っていたら ジャムを焦げ付かせてしまって、ちょっと褐色かかった色になってしまった。 ヨーグルトの中に入れて食べた。ルバーブの酸味がイイ感じ スコーンを焼こうと思ってクローテッドクリームまで用意したのに いざ焼こうと思ったらベーキングパウダーをきらしていた。 紀伊国屋のマフィンをちょっと焼いて、ルバーブジャムとクローテッドクリームをつけて食べた。 あたしの中でイギリスが少しよみがえった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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