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テーマ:子供の病気(2173)
カテゴリ:子供の病気
昨日の夜中0時過ぎに長男がいきなりいつもと違う奇声を発しました。
その声を聴いた瞬間、これはおかしいと思い、すぐに寝ている部屋に飛んでいったら、なんと長男が全身けいれんでひきつっており、目はかっと見開いて天井を見つめたまま充血しており、身体は焼けるように熱く、こちらの呼びかけにも反応しない状態でした。そして1分もしないうちに白目をむきながら泡を吹き出し、唇や頬が土色に変色していき、あきらかに異常な状態でした。 熱性けいれんの話は聞いたことはありましたが、いざ自分の子がそうなると事前の知識など全く役に立ちませんでした。実際その場では熱性けいれんかも正確にはわからないため何か他の病気かも知れないし、半ばパニック状態になってしまいました。そんな中、妻は、すぐに救急車を呼びました。 救急車はすぐに来てくれました。救急隊員の方が息子に名前で呼びかけますが、反応がありません。意識が無いのです。僕はもうただただ、必死で「大丈夫。パパがついてる。大したことないからな。絶対大丈夫やから!」と叫びながら手を握り続けていました。 次男が泣き叫ぶと救急では治療の邪魔になると思い、救急車には妻が乗り込み、治療が落ち着くまで、僕は次男と家で連絡を待つことになりました。次男は突然の出来事に驚いたのか、最初は普通でしたが、すぐにママ、ママと泣き出しました。母乳の次男はこういうときはもう母親でなければ泣き止みません。必死でいろいろがんばりましたが、泣き声は大きくなる一方で、もう全然ダメでした。 そうこうしているうちに、ようやく電話が入り、「今やっと落ち着いたから、こっちに来て」という内容でした。しかし車に次男を抱っこしながらベビーカー2台と荷物を1回で運ぶのは無理なため、始めに次男を車に乗せてから、荷物とベビーカーを取りに戻りました。夜中の1時半に、暗い車に一人取り残された次男は、パニック状態で泣き叫んでいました。 そしてようやく病院に着き、長男の寝ているベッドに走りこみました。 息子は落ち着いた様子で寝ていました。先ほどのけいれんしながら白目をむいて充血した目で天井を一点に凝視して震えてこちらの呼びかけにも反応しない異様な光景からはほど遠いものでした。 そしてしばらく病院で血液検査や尿検査、点滴等を受けながら様子をみていましたが、現時点での検査結果は特に大きな問題は無さそうですとのことだったので、しばらく落ち着かせてから、3時半ころ帰宅しました。 息子は2人とも、車の中でぐっすり眠りについており、そのまま家でも眠り続けていました。しかしこちらは興奮していてとても眠れる状態ではありません。しかも明日といっても数時間後、また小児科に診に行かなくてはいけないので、そんなに寝ている時間もありません。とにかくベッドに入って眠りましたが、起きたときもあまり眠った感じはありませんでした。 しかし、息子はまだ疲れている様子はあるものの、38度前後に熱は下がっており、意識もしっかりしていたので少し安心しました。先生に診てもらった結果、やはりいわゆる熱性けいれんで、それ以外の問題はないとのことで安心しました。けいれん時間が30分以上の場合は、他にもいろいろと原因や副作用の可能性があるみたいだが、息子のけいれん時間は2~3分と一般的なけいれんの範囲内であるらしかった。しかし、僕ら夫婦には20分にも30分にも感じられた。 熱性けいれんは、おさまればとくにその後の処置や治療と言うものがあるものではないとのことなので、熱が引くまで安静にして処方された風邪薬を飲み続けてください。そして月曜になっても熱が下がらなければまた来てくださいとのことだった。 それにしても、夜中にけいれんで運ばれる2時間前に同じ病院の同じ救急外来で診察を受けていた直後の出来事だっただけに、少し妻は怒っていた。もちろん熱性けいれんはいつ起こるか分からないので、そのことについては仕方がないと思っている。しかし、2時間前の診察で朝から熱がつづいており、その時点で39度以上あったにもかかわらず、熱性けいれんの話が一言も出ていなかったことに疑問を感じていた。そしてその件については、やはりこちらの言葉がたらなかったと謝っていたらしい。 それにしても、うわさには聞いていたが、実際自分の息子が熱性けいれんになるとこんなにもすごいものかと、ただただ驚き、少し怖かった。怖かったというのは、もしかしたらこのまま万が一のことが起きてしまうんじゃないかと思わせるような光景だったからだ。その瞬間の気持ちは言葉では言い表せない。ただ、いずれにしても今は、ひと段落してほっとしている。 ただ、兄いちゃんに熱性けいれんがあった場合、弟にも起こる可能性が高いらしいので、そのことだけ少し気掛かりだ。でも、今回のことで少し予備知識ができたので、今度はもう少し冷静に対処できるのではないかと思う。 それにしても何もなくて本当に良かった。そして今日は息子の欲しいものを何でも買ってあげてしまう甘い父親になってしまったことは言うまでも無い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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