テーマ:聖岳(2)
カテゴリ:南アルプス
その登山者は聖岳をピストンしてきたパーテイーではなく 我々が出発した登山口を10:00に出たという単独者であった。 それにしてもコースタイムを大幅に上回り、しかもヘッデン・・・ まさしく遭難者予備軍だなと思った。 トレース有難うなんて言ってましたが・・・ もし今回誰も入山してなかったら彼はどうなっていたんでしょうか? 聖光小屋の御主人が今年は5月と8月にこの登山道で亡くなった方がいるが いずれも単独者だったとの事。 しかも5月の方は未だに行方不明。 8月の方は11月初めに見つかったそうだ。 今回は登山者が来ないかと思ったので外に張ったテントを小屋の床に持って来てしまったが大丈夫かと確認を取る。 かなり広いのでOKだとの事。 それから1時間以上経過してから聖岳ピストンパーテイーもやってきた。 ヘッデンでの下山は3時間程だろうか? どんなにベテランと一緒でも私には無理だな~。 鼾の大合唱の中、寒いしうるさいしで全く寝れない。 何回時計を見てもちっとも時間が進まずイライラする。 ようやく3時になった。あと1時間で起床時間だ。 そう思って安心したら深い眠りに就いたのだろう。 「もう6時だ!」とのPさんの声に驚いて目が覚める。 あ~あ~やっちゃった・・・ 2時間の寝坊だ。 光迄の縦走路にトレースがあるわけもなく すっかりモチダウンの私達は聖岳をピストンして下山する事にした。 ↑本当は此処にテントを張ったのよ~。 聖平冬期小屋さん有難うです。 7:45小屋発・・・・って遅っ・・・ 結局最後の出発です。 私の行動が本当に鈍かったです。ハイ。 何が怖いってこの木道がツルツル滑ってヤバイのなんのって・・・ ただ・・・歩くのだけは得意なので昨日のソロの方も追い越してひたすら頂上を目指し登ります。 自分の場合はテント生活とか日常生活をクリアーすれば 動いてる時は得意なんでって・・・回遊魚か? そうなの・・・止まると死んじゃうの。笑 ガスってるんだけど時折覗かせる青空が本当に真っ青で元気をくれる。 寝坊して良かったね~!! そうじゃなかったら青空見れなくてモチダウンして聖も登らなかったかもよ。 と、後ろ向きなのかポジテイブなのか分らない発言をする私。 ガスったり 晴れたり 霧が晴れたら富士山が~! 「あまりに小さいから里山だと思った」 と・・・ポツリP氏・・・笑 何回か休憩したけどコースタイム3時間で到着です。 思ったよりあっという間でした。 私達3月から色々な雪山やバリエーションや沢登りをしてきましたが・・・ 実は3000m級の山頂に立ったのは初めてだったんです。 そ~し~て~~! P氏のW成人式を聖岳で祝う事が出来たってコトが私には嬉しい事でして・・・ ↑P君よ、君もようやく大人の仲間入りだね。笑 今度からはちゃんとひとりで起きるんだよ~。(爆笑) でも・・・強風の為・・ ロールケーキとロウソクを持参しましたが出さず仕舞いでした。(笑) 私のお誕生日は友人がサプライズで横岳頂上でお祝いケーキをくれてハッピーバースデイの歌まで歌ってくれたんです。 何歳になってもお祝いされるって嬉しいですね~~。 10分程頂上で時間を過ごして下山します。 さ~~温泉目指して下るぞい!!! えっと、此処からはP氏がカメラを握ります。 って・・・登りは私が速く、下りは断然P氏が速いのでこんな形になったんですね~。 っつうか~早過ぎるってば!!! トラバースする様な感じのとことか落ちたら完璧死ぬなって箇所も平気なんですからね。 私なんてビビリまくりですよ・・・笑 1時間半のコースタイムを50分で下山ですぜい。 休憩タイムも入れてです。 薊畑からは3時間で下山ですが・・・ って・・・此処は静岡県なんだ!ぶっ飛び~!!笑 実は此処の下りの或る箇所が私には恐怖なんですね~。 先日の妙義や下の廊下でのビビルP氏の写真を面白おかしく書いた逆襲が起きるとは夢にも思わなかったです。
↑腰が完全に引けてますな・・・ ナイフリッジとかは大丈夫なんですが・・・ こういうの苦手なんです。 写真で見ると・・・何故ここで・・・ 「おかあ~~さ~~ん」と言ってビビッテ座り込んでしまうのか全く理解出来ないんですが・・・ ロープを掴んでも怖いんですね。 あらら・・・半泣き状態の私を喜んで撮影してますな・・・ えっと、もっと笑える場所でビビル写真もありましたが 容量オーバーだって。 続きます。
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