テーマ:槍ヶ岳(8)
カテゴリ:北アルプス
今年元旦の雪崩跡を見上げるイケメン森リーダー 14:57 槍平冬季小屋着、積雪45センチ。 冬季小屋は我々のみ、快適でした。利用料1名1000円。 立派な小屋に感激する。
↑雪に覆われるだけで何でも芸術作品に見えてしまうから不思議だ。
静かな森の中に佇む槍平小屋。 毎月高級ホテルに泊まり美味しい食事&お酒三昧の昔からは想像出来ないのだが 今の私には厳しい山ライフの方が何十倍も贅沢に感じる。 私の中ではこの小屋に辿り着けただけでも満足でした。 そう書けば分って頂ける位、今迄の山行とは別世界だったのです。 先頭でラッセルをほんの少ししただけでも 交代の時には倒れ込む位の厳しさでした。 初めて履いたワカンも嬉しそう。 私も嬉しいですわい。 小屋の中は綺麗にされてましたが、さっぶい!! シェラフに下半身を突っ込み暖を取ります。 まるでイモムシ、いえいえ人魚姫です。笑 麻婆丼(葱入り)を食べたらようやく体が暖まりました。 いつもは不味いアルファ米が美味しく感じた。 森君から焼酎を少し頂きました。ありがと。 22時に水滴が顔に落ちてきて目が覚める。 翌朝聞いたらシェラフの中に顔をうずめると自分の吐いた息が結露してこういう状態になるのだと言う。 自宅のベッドがいかに快適なのかを感じた。 それから4時の起床時間まで興奮して熟睡出来なかった。 12月9日(火)粉雪小雪のち曇りのち吹雪
視界はまずまずです。 で・・・ひたすらラッセル。笑 南の方は晴れている。 で、ラッセル!ラッセル! 大喰岳西尾根を見上げる。 トラバース気味に中ノ沢、大喰沢を越えたらほぼ直登して宝の木に到着。 笠に日が差し込む。 キツイ登りはピッケルを差し込みアイゼンを蹴り込んで登る。 普通のラッセルよりもコチラの方が楽しい。って変態?笑 とにかく山々の稜線の美しさに感動する。 25分休憩。視界が利き稜線ルートを選んで露岩帯も越える。 でも・・・ノーザイルですよ。 見てるだけはカッコイイ~♪と目がハートですが・・・ 自分も登るとなると・・・目に涙が浮かびますってば。笑 後ろを振り向くと笠が応援してくれてます。 こんな所を登るの?とビクビクでしたがA川さんのアドバイスで登れました。 恐怖感よりも達成感の方が強かった。 岩や氷や斜面が好きなんだね。 アルパインチックな事が好きなんだと再認識しました。
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