テーマ:蝶が岳(1)
カテゴリ:北アルプス
3回戦の前に 「手が冷たくて開かないな~」ってボソリ パーを出す事にちょっと躊躇したけど・・・出しました。笑 という事で念願叶って小屋に泊る事に決定です。 シェラフやシェラフマットも出して乾かします。 まだ11時を過ぎた所なのでゆっくり蝶槍までお散歩する事にしました。 風は強いけど快晴で眺望も最高です。 空身で楽チンハイキングです。 こんなに楽していいのかな? なんて思っちゃう位ザックの中は軽い。 ゆっくり写真撮影しながら壮大な北アルプスの稜線を歩きます。 白、白、白!真っ白! そして誰一人の登山者ともすれ違わない。 私達2人で占領しちゃってます。 此処からの写真はpさんが撮影してるのですがなかなかのもんだと編集しながら感心しました。 風が作る芸術的な雪のシュプールに感動するpを横目にゴタ書きをするアホな女。 どんな文字を書いたのかは後のお楽しみに。笑 放送禁止用語なんて書いていませんからね。 って・・・いけない!中学生の女子も読んでるんだから。 アホな事は書いてはいけません。ごめんね。Rちゃん。 雪煙が舞う。 あまりの気持ちよさに穂高や槍を見ながら大の字になって地球を感じる。 横尾との分岐を過ぎた所で運命の場所に出会う。 憧れの蝶槍へ登る姿を遠くから撮ってくれました。 この写真も素敵。 左利きの人は芸術的センスがあるそうだが 今度から撮影係に任命しよう。笑 もう少しで蝶槍だ! ちっこいけどわかりますか?笑 山頂に到着です。 TOPと書かれた岩の上に座る。 槍ヶ岳のスカイラインがクッキリ見える。 先日登った大喰岳から槍への稜線。アソコで受けた氷混じりの雪が顔に当たって痛かったな~。 3週間前に登った槍ヶ岳を蝶槍から眺めれている事に感動した。 東釜尾根・中岳・南岳・大キレット・北穂高。 koukiと歩いた槍から天狗の尾根も美しかった。 強風に煽られても寒さを感じない程、胸の奥から熱い思いが込み上げて来た。 雪山は日帰りしか無理だと思った聖岳の夜。 お正月の北アルプス登山の為に登った槍ヶ岳。 決まりかけていた笠ヶ岳での雪崩。そして年末は相次ぐ遭難騒ぎ。 モチベーションは下がる一方の体調不良。 一人では決して此処に登る事は出来なかった。 下から登って来るPさんの姿を見ながら全てに感謝をした。 涙がボロボロ溢れて来て止まらない。 寒さで涙が凍るかと思ったが・・・ 暖かな涙は頬を伝わり流れ落ちた。 1年前の赤岳主稜では同行者が亡くなってしまっているのではないかという勘違いと ホワイトアウトの中フリーで登るという恐怖感で流した涙はすぐ凍ったのにね。 涙にも色々な種類があるのだけれど 感動と感謝と感激の気持ちが溢れて流す涙が今年初の涙だなんて幸せだなって思った。 いつまでも眺めていたい風景。 ラッセル!ラッセル! 小屋に向かう稜線でこんな素敵な場所にテントを張らずに小屋に泊まるなんて凄い勿体無いと思う自分が居た。 GWの白馬の稜線で「此処でテントを張ったらいいだろうね」と聞いた言葉が新鮮でテントを背負って歩くという事はそんな素敵な事が出来るんだと感動し それからテント場では無い場所に幕営する喜びを知ったのに 寒いからとか言って小屋に泊まるのはどうなんだろうって思ったら即行動。 やっぱりテント張りませんか? ええ?今更?って顔をされましたが 押し通しました。すいません。 せっかく乾かせたシェラフやら全てパッキングし直して今来た稜線を折り返します。 でも時間はまだ14時半。まだまだ余裕はあります。 善は急げです。 こんな自分勝手なリーダーでいいのか?すいません・・・ 書いてて自分が嫌になりました。続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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