テーマ:蝶ヶ岳(1)
カテゴリ:北アルプス
前向きに書くと・・・ 小屋の近くにテントを張ってお散歩をしたらこんなに素敵な場所に幕営する事は無かったという事でして。笑 小屋に戻るとひとりの登山者の方がいらっしゃいました。 2泊して写真を撮影するそうです。なんて贅沢な!素晴らしい! 朝の11時に小屋にお邪魔した時には2名の登山者の方がいらっしゃいました。 御来光は見れなかったと残念そうにおっしゃってました。 長塀山の樹林帯幕営地では強い朝日の陽射しが雪をキラキラ輝かせていたので稜線からの御来光は最高だったんじゃないかと思っていたのですが・・・ それでもお気楽な私は 今日は真っ赤な夕日が穂高の稜線に沈むし 夜空には満天な星空が輝くんだし 朝焼けは黒部五郎のカールで見た様な濃いピンク色で 御来光も絶対に見れるんだ! と自分に言い聞かせていた。 お目当ての幕営地に着くとこんなメッセージが。 わ、見て!見て!誰が書いたんだろうね~? 「そんなアホな事書く人1人しか居ないんじゃない?それに今日は元旦じゃないし。」 チェ~つまんないな。もっとノリノリしてくれよ~! 賀正って書こうとしたら雪が崩れたんだもんね。 そんな事はおかまいなしにテントの周りに雪壁を作る為に黙々と作業を続けます。 ああああ!元旦の文字が危ない!笑 アホな事言ってないで手を動かしなさい!手を!!!笑
2年前、koukiと燕岳~大天井~常念~燕岳を1泊2日で歩いた時に 槍を見ながら立ちショ○をして気持ち良さそうにしている姿がすっごく羨ましかった私。 今回、登山者が居ない事を十分に確認して寒かったけど 明神岳に沈む夕日を眺めながらお○りを出して夢を叶えちゃいました(爆笑) いや、マジ最高だったし。男になりて~!と叫んじゃいました。 写真だといまいちなんだけど槍や穂高が夕陽に照らされて綺麗でした。 あっという間に沈んでいく。 ちょうど明神岳辺りに・・・ 槍ヶ岳の雄姿 テントに戻り夕飯の用意です。 今回は軽量化で乾燥させた玉ねぎと牛肉をアルファ米の袋に入れてお湯を注ぎます。 ただ、私は食欲がやはり無く前日に残したガチガチに凍ったおにぎりと やはり前日に残した鶏肉や4種類のきのこに葱をグツグツ煮込んで ツユの素で味付けをしたおじやにしました。 それがメッチャ美味しくて!!! 急に元気になっちゃって! 街明かりと満天の星空を見上げながら3日ぶりの○○をしちゃいました。 ええ、感動です。笑 あまりに綺麗な夜景に感激して お○りをしまい忘れてしまいましたよ。なんちゃって。 そして、普段は臭くて飲めないウイスキーを紅茶に入れて飲んだら身体がポカポカしてきまして。 軽量化を考えてこれからはワインや梅酒でなくウイスキー持参にしようと思ったのでした。 ウイスキーが飲める様になったなんて私も大人になったと実感。笑 ただし・・・やっぱりアルコール分解能力が強いらしく2~3時間しか効果が持続しない事が判明する。 次回からはチョビチョビ飲んで暖かさを保とう! 夜はなかなか寝付けなかった。 今日は大して体力を使う様な山登りでも無かったし・・・ それにいくら鞍部だと言っても稜線での幕営は強風に煽られテントごと吹き飛ばされるんじゃないかと思う位だった。 それでも眠りに就くpさんが羨ましかった。 テント全体が揺れるし風の音が耳について全く眠る事が出来ない。 寝ようと思うから余計に寝れないんだと思い寝る事をあきらめて 下山したら暖かい温泉に入って生ビール飲んで~なんて妄想していたら いつの間にか深い眠りについていました。 あまりの寒さに何回か目は覚めましたが・・・ その度に小さな窓から見上げる星空の美しさに 御来光が見れると確信しワクワクしたのであります。 暗いうちからお茶を飲みながら朝焼けを待ちます。 期待通りのピンク色の鮮やかな朝焼けにニッコリの私。 食欲はやっぱり無いので2人でラーメン1袋で朝食を済ませます。 昨日の朝はもたついていたけど今日は何だかてきぱきとパッキングが出来て誉められます。 メッチャ嬉しいです。こうやって慣れていければいいなって思った。 やっぱり御来光はバッチリでした。 風は強かったけど昨日よりも山々はハッキリクッキリと見えました。 力強い朝陽を浴びて心身共にパワー漲るって感じです。 いつまでも眺めていたかったけど・・・ 何故こんなに苦しい思いをしてまでも山に登るのかといっつも思います。 様々な理由があるけれどもこの瞬間に出会う為なんだとも思う。 「何故山に登るのか?」って検索すると沢山の意見が出てきた。 うん、人それぞれの受け答えがあるのであって これこれこんな理由ですからなんて一言では言えないのであります。
槇有恒さんの「ピッケルの思い出」のワンフレーズです。
山で変化するのは、天気だけではないのです。 それは、あなたの生活が変わります。 自分に必要なものは自分で持ち、 どこまでも自分の力で登っていくのが山のぼりです。 毎日の生活とは、だいぶちがっています。
自然が相手であるだけに、 自然の美しい姿のなかで、 自分も綺麗な心になって自然を楽しんでくる、 それが山登りの大切なことなのです。
山に感謝。
鼻水が垂れて垂れてしょうがないので下山する事にしました。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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