カテゴリ:乙女のつぶやき(笑)
続きだよん。 【奥穂高~西穂高縦走】 (6)「奥穂高~西穂高縦走(4)」 [ 北アルプス ] コルからは鎖場を急登するが、 鎖に頼りすぎるとかえって上体が振られてアンバランスになる恐れがあるので 岩登りの基本動作である三点支持をベースとして登る。 クライミングをしてなかったら難しいかもと思った。 ハイマツまじりのジグザグ道をつめていくと、 やがて天狗岳に到達する。 眺めは最高だ。何人かの登山者が休憩していた。 【天狗岳山頂】 ここからまた下降路になる。 飛騨側の急なスラブ状の岩場でしかも逆層だが 長い鎖がつけられているので比較的楽に下る。 【逆層スラブ】 というか・・・此処は楽しかった。 逆走したいと思った。(笑) 天狗岩と間ノ岳の鞍部は双方の名から間天ノコルと呼ばれている。 間ノ岳へは飛騨側の悪いスラブ帯を巻きながら稜線に達し小ピークを越えていくが この間は非常にもろい岩場だった。 絶対にコースを外してはならないルートだと思った。 急峻なリッジを一気に登りつめていくが ここもホールド、スタンスが外斜していて気が抜けない。 間ノ岳山頂には素晴らしい岩稜の眺望が広がっていた。 荒々しくも男性的。 間ノ岳の下りも優しくはなかった。 山頂から崩壊が激しいルンゼ状の急降下が始まる。 不安定な足場、逆層と条件は悪かった。 此処でロープを腰に巻いた子供といっても中学生位の男の子と 両親の3人パーテイーにあった。 ハーネスは装着しておらずロープが首に巻きついたりして もう見てる私の方が怖くなってしまった。 精神的にナーバスになった。 でも、このままの精神状態だと不味いと思い 唄を口ずさんだ。 この縦走中スピッツの「夏の魔物」がずっと頭の中で流れていた。 ♪夏の魔物に~会いたかった~♪ 本当に魔物に出会えたよ。(笑)
西穂高岳は間近になってきたものの、まだまだいくつかのピークを越えなくてはならない。 精神力が強くなければこのルートは越えられないと確信した。 アップダウンもきつかった。 間ノ岳を下り小ピークを越えるが、通称P2がとくに悪かった。 信州側からの外斜バンドはホールドが遠く無理な姿勢をとりがちだと ガイドブックに書いてあったので鎖に頼らず自らの力量をもって乗り切るしかなかった。 岩登り並みの難関を越えて小ピークをひとつ越えてようやく西穂高山頂であった。 長かった~~ ようやく緊張感から少し開放されたが まだまだ先は長い。 でも、去年の夏と今年の冬に歩いてる道なので少し落ち着いて歩く事ができた。
★天気予報悪かったのですが・・・ なんとか大丈夫そうな浅間山! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[乙女のつぶやき(笑)] カテゴリの最新記事
|
|