カテゴリ:南アルプス
NYGという個人ガイドのお仕事を始めるまでは 大手旅行社の添乗員兼ガイドのお仕事をしていたのは ご存じの方も多いと思いますが 何十人の方と歩く山ガイドは今現在はしておりません。
しかし・・・ お師匠からの依頼は断れないっていうのと やっぱり世間の荒波を年に1回は経験しておきたいという学びの場として 今年も行ってきました「ゆっくり北岳ツアー」 前泊して温泉三昧
遠方からお越しのツアーの添乗員さん方と打ち合わせの後は
明日ご一緒させて頂くお客様との顔合わせ兼ねての宴会。 登る前に宴会で仲良くなります(笑) とっても重要な事ですよね。
お部屋は個室でゆっくりと身体を休めます。 翌日は宿までタクシーがお出迎え。 広河原駐車場から登ります。 北岳~間の岳~農鳥岳縦走チームと北岳ピストンのゆっくりチームと分けての出発になります。 大体最初の休憩までは一緒ですが・・・ 後は大きく突き放され我々はゆっくりと登りながら多くの高山植物を楽しみます。 天気予報はいまいちでしたが青空が見えます。
タマガワホトトギス
シモツケソウは花火みたいです。
オオハナウドじゃあない・・・なんだかわかんないのです。
これも・・・わからない。
ヒメイチゲ
わっかんない~(;O;)
キタダケトリカブト
タカネナデシコ
カラマツソウ
ヤマハハコ
ミヤマグンナイフウロ
ミヤマハナシノブは南アルプス付近でしか見れないのよ。
めっちゃ群生してました。
シナノキンバイ
ウサギギク
ゴゼンタチバナは花弁の先がピンクで可愛かった~
イワツメクサ
大好きなチシマギキョウ様
そろそろ終わりかな?ミヤマダイコンソウ
イワベンケイ(雌株)
イワベンケイ(雄株)
ヨツバシオガマ
ウメバチソウ
ハクサンフウロ
シコタンソウ
ミヤママンネングサ
まだまだ沢山の高山植物咲いてました。
肩の小屋になんとか到着して万歳!
素晴らしい笑顔! 小屋の近くにはチョウノスケソウ
そして小屋には縦走チームの歩きに追いつかなかった方がゆっくりチームに合流です。 私め・・・ このシステム好きです。 ツアー登山の難点は足並みが揃っていないこと。 縦走チームは北岳山荘迄辿り着かなくてはいけません。 そして翌日も過酷な縦走が続きます。 肩の小屋迄の歩きで残りの2日間安全に歩けるかどうかは 本人が1番よくわかってるでしょうが・・・ 登りたい!その一心で他の方に迷惑をかけてしまう場合もあります。 そんな時は勇気を持って「あきらめる」 それは「あきらかに極める」為の決断だと思います。 実は今回初めてでしたが・・・ ゆっくりチームにも体調不良の方が2名いらっしゃいまして 残念無念ですが御池の小屋で待機して頂く事になりました。
話しそれますが・・・ 今はもう高校3年になる三男坊のKoukiと2人でテント背負って縦走した 奥北アルプスの計画を立てる時点でエスケープルートの確保を最優先させた事を思い出しました。
ま、いつも万が一の事を念頭に置いていますが 小屋の存在って大きいです。 そして万が一の為のテントやツエルト。
ツアー登山の場合お客様の体力や歩き方を見ながらの判断は小屋の場所も重要ですね。
肩の小屋近辺をお散歩し16:30には夕飯です。 おかわり続出の美味しいご飯に感謝です。
この日は満員御礼1枚の布団に2人で寝るのですよ。 でも、寝れるだけ有り難いです。 天気予報は相変わらずの霧。 でも・・・過去3回こちらのツアーは御来光眺めれたんで何か根拠の無い自信のある私は 19時には眠りに就きます。 真夜中に目が覚めて外を見ると満天の星空です。 そして・・・大きな大きな流れ星。 2:30からずっと外で星空眺めたりどんどん明るくなる空や 山々の稜線を眺めていました。
甲斐駒ケ岳 3時半・・・やっぱり皆さんにこの感動を見せたい!と思い・・・ お客様を起こしました(笑) 結局流れ星6回見ました。
勿論富士山も。
こんな素晴らしい朝を迎えれて幸せだね。
そして見事な御来光の光を全身に浴びます。 360度大パノラマの北岳山頂目指そうぜい! 皆様テンションアゲアゲです(笑) この後まさかまさかの奇蹟が起きるとは思わずに!
続きます。
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Last updated
2016.08.04 08:23:53
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