カテゴリ:ココロの唄
3月の終了式早朝、本体は1時間早く学校に行った。
俺は1時間早かったので起きてなかった。 本体はいじめられた教室に立ち寄り薬を600錠のみ、紐のひっかかるところにひもをかけ首を吊った。 俺はその時に初めて本体から離れ存在するのは意識だけになった。 数日後俺は完全にいなくなったがどうやら病院に行ったときにもらう薬を溜め込みテレビでやってたかのように自分の生きていた証を残した。 手紙を書いていたけれどそれはその人たちに宛てた遺書だった。 遺書にはなぜ私がいじめられていたのかわからない、私は生きていても意味の無い存在なんだということなどがかいてあった。 本体の苦しみは死でしか解決できなかったんだろうか? 俺が守るべき本体を死なせてしまった。 俺も存在がなくなるんだ。 守ってやれなかった悔しさでいっぱいなのに。 あの笑顔はもう戻ってこない。 もう笑うことも泣くこともない。 ごめんよ、守れなくて。 一緒に空に飛び立とうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月22日 02時30分46秒
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