カテゴリ:テレビドラマ
夕べは夫と同病の方の娘さんが テレビのドキュメンタリー番組に出られるというので 遅い時間だったので録画して観た。
と書くと、おー、あの方ですね、、、とピンとこられる人もいらっしゃるでしょう。 楽天ブログで闘病生活を綴っておられる方なので、、、
お気に入りに登録してないので、今回はお名前を出しませんが それを観て私、もらい泣きしちゃいました。
内容は小学生の娘さんが、とある超有名な劇団のオーデションに合格して 厳しいレッスンを乗り越えて、 みごとパパの目の前で素晴らしいミュージカルを披露したという30分番組。
そのミュージカルは不朽の名作、『サウンド・オブ・ミュージック』 そうですー、『劇団〇季』のそれですー。
思い起こせば、前回のレスパイトで まず、私がしたことはこのミュージカルを観た事。 何か、縁があるかなー、、と楽しみだった。
番組中、娘さんとパパはパパが病気の事を除けば 普通の仲の良い親子に変わりない。 娘さんは、しっかりしているけどパパの傍らに居るときはとても幸せそうだし 甘えているし、パパの病気がどうの、、というマイナスな感じが全くないように見える。 カラッとしているけど、ほのぼのとしている。
そんなはつらつとした娘さんがこのミュージカルを演じたかったのには 彼女なりのパパへの思いがあったようだ。
サウンド・オブ・ミュージックの中の父親は厳格で子供たちを制して暮らしている。 子供たちは新しい母親により、子供らしい暮しを教えられて その歌声で父の心は開かれていく、、、という内容に 娘さんは自分と大好きなパパを照らし合わせているようなのだ。
『私が頑張っている所をパパに観てもらって、 パパも病気に負けないで頑張ってほしい』 これがパパへのメッセージ。
表には出さないけれど、娘さんはパパに いつでもがんばるパパでいて欲しいという思いがあるようだ。
厳しい練習風景中も、娘さんは気合が入っていた。 そして、初めての通し稽古で 子供たちの歌声で厳格な父親の心が開き、父が歌いだすシーン。 子供たちは、いつもと違う歌う父に走り寄り飛びついて抱き合って喜ぶ。
その時、娘さんは感情が高ぶって本当に涙を流して飛び込んで行ったように見えた。 その涙が、どういう意味を持っているか、、、 いろいろ考えると、他人事に思えなくて 私のは涙でじわ~~・・・
本番は、もう涙もなくきっちり役をこなし、パパの嬉しそうに目を細める顔が 印象的だった。
私も夫の反応が欲しくて、よく夫の前でバカをやってはすべってる。 もっと、心を開いて! ウソでもいいから笑ってくれたっていいじゃない、、と大人げなくすねている。 顔の表情筋が弱ってきて笑いたくても笑えない、、とはわかっているけど もう少し頑張れるはず、、と勝手なハードルを押し付けて夫を傷つけている。
娘さんは、父親の本当の病気を知らない。 私が頑張れば、パパも治ってくれるはず、、と幼心に信じている。
娘さんが大きくなる前に、病気治療薬がみつかりますように。 大きく広げたパパの手の中に、思い切り飛び込んでいける日がきますように。
そんな事を考えながら、 私は何も知らされていない子供と同じレベルなんだ、、と すっかり落ち込んで布団にもぐったら、また泣けてきた。
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