カテゴリ:入院
3月25日に緊急入院して、 胆のうに胆石がみつかり絶食。 症状が多少よくなってきたけど 無気肺を抱えた夫は手術ができないと宣言されてしまった。
手術ができないことに不信感を持ち、 ケアマネに相談するも、 『死んでもいいなら外科医に手術をお願いする』という主治医の言葉に 夫は『きらない』と決断。 それでもまだ私もケアマネもあきらめきれなかった。 ただ、『死んでもいいなら、、』の言葉はかなりショック。
絶食後しばらく右足の付け根から高カロリー栄養をいれていたが 状態が安定してきたので 高カロリー栄養をやめてエンシュアを再開。 一日300CC注入。 その後600CCに増やして3日目 また胆のうに炎症反応が起こり発熱。 夫は再び絶食することになる。
そして今後、エンシュアの類は夫には使えないと診断されてしまった。 胆のうの摘出手術どころの話ではなくなってきている。
夫にできる治療はひとつ。 鎖骨の下あたりにポートという注入口を作って そこから高カロリー栄養をいれるという方法。 高カロリー栄養は、胆石の天敵である胆汁を働かせないで 栄養が摂れる。
その頃になると、絶食状態の夫の意識がかなりもうろうとしてきているので すっかり私も観念して、高カロリー栄養で生きながらえるなら ポートをお願いしようと決断した、、、、
ポートと決めたら即作ってもらえるものと思って気持ちも軽くなったのもつかのま、、、 今度は炎症値が下がらないのでポートもすぐには作れなくなってしまった。
夫の治療はすべて入院したその日に戻ってしまった。 足の付け根からまた高カロリー栄養を注入。 それも最初にいれた右足の付け根に再度入れようとしたら失敗。
焦る私。
次の日、左足からやっと入れることができた。 私が病院へ行くとその処置の最中で、 遮られて見えないのにただならぬ雰囲気がカーテンの向こうに漂っていた。
この処置はかなり痛いらしくて、夫は看護師さんに散々慰められていた。
それが昨日までの事。
高カロリー栄養を丸一日入れた夫は 今日は顔色もちょっと良くなり 眼力もはっきりしてきて それまでまったく使えなかった伝の心に 今夜の下剤の量『らきそ15、下剤2(袋)』と打ち込んでいた。
あとはポートが作れる状態になるのを待つ。 医者はポートを作れない可能性もあると言ってる。 ポートが作れなければ退院はできない。 私には退院できない夫は想像できない。 今日、こんなに元気になってきたのだからきっとポートができると信じている。 そして、退院するのだ。
退院できても、胆のうの問題は解決していない。 今はそこまで考えられないけど 兎に角、次の目標はポートの設置。
その日まで、気持ちは落ち着かない。 病院へ行く前に家で電話が鳴ると、 心臓を鈍器でなぐられたような衝撃に襲われる。
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