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2015.09.11
カテゴリ：悼む気持ち
虫の知らせか、、 昨日、何気なく学生時代の友達のフェイスブックをのぞいたら 彼女の母親が亡くなったというお知らせがあった。
友達の母親は7年前、くも膜下出血で倒れて以来 ずっと意識がなくて入院していた。 夫が闘病している時期とほぼ同じなので 在宅ではなかったけど、時々メールで近況を報告し合って励まし合っていた。
7月に、実家へ墓参りした時 時間があったので、急に会いたくなりメールをしてみたけど 彼女はお母さんのいる病院にいて会えなかった。やっぱりね、、と思った。 その時、初めて夫の事を話したら もっと早く言ってー、、と怒られた。
それから2か月、長い闘病生活とはいえ、まだずっと続くと思ってたのでびっくり。 友達はメールで 『でも、なぜかほっとしているの。』と伝えた。 あっ、私と同じ・・・
毎週末、自宅の沼津から浜松の病院まで新幹線で掛けつけていた友達。 さぞや忙しかっただろうと思う。
彼女はピアノ講師だった母親と同じ道を歩んでいる。 若い頃は『教えるのは嫌いだから、私は演奏家になる』と言って ずっとエレクトーンのデモンストレーターとして活躍していた。 ただのデモンストレーターじゃないよ。 海外遠征もあるし、地元のテレビ局で週一レギュラーもあった腕利きなのよ。
それがお母さんの代わりに音楽講師となり いつのまに熟練してたのか習字と英会話の先生になり 友達のフェイスブックは、毎日忙しい。 なんだー、結局教える人になってるじゃん、、と置いてきぼりくったような気にもなる。
本当にお疲れ様と言ってあげたい。 落ち着いたら、会おうね、、というメールもらった。 積もる話がいっぱいあるんだろうな。。。。
ところで、７月の私の帰郷の時の事。 墓参りするために一泊だけして帰ろうと予定していたら その前々日に突然高校の友達のお母さんが亡くなり状況は変わった。
友達は一人っ子だったせいか 家でクリスマス会やお泊り会をしてくれて、おばさん（彼女の母親）にはとてもお世話になった。 おばさんはよく大きな自家製の梅干し入りのおにぎりを作ってくれた。 その梅干しはわざわざ種を抜いて食べやすくしてある。 肉厚でトロトロで綺麗な赤色の梅干しを褒めるつもりで 『まるで、既製品の梅みたい』と言ったら おばさんは手作りを証明したくなったらしく 次には、大きな種入り梅干しを丸々入れておにぎりをどどーんと出してくれた。 お気ラク高校生の私に対して、ちょっと負けず嫌いを発揮してしまったおばさん 実は私が今住む所から２０分ぐらいの所がご実家。 孫にその場所を見せたくて今年のお正月は、千葉まで揃って来たんだって。
私が実家に一泊だけしてさっさと帰ろうと思っていたのが 葬儀に参列することで２泊することになり おばさんが『もっと親孝行せい！』と叱ってくれてるような気がした。
おまけ・・・ おまけと言ったら申し訳ないけど
７月の同じ頃 夫の友達が亡くなった（亡くなった話ばかりでメンゴ 高校の同級生で大学も同じだったので仲がいいのは知っていた。 旅行会社勤務だったので、新婚旅行の手配もしてもらってた。
その奥さんから突然『昨日亡くなりまして、、』と告げられたのだけど なんと、私は夫のことを知らせたつもりだったけど実は知らせていなかったのだ
これはやってはいけない失敗 夫の訃報を大学前期友達関係、大学後期友達関係 （夫は〇年も留年してるので違う友達のつながりがいくつかある）ﾌｸｻﾞﾂ 最初の会社関係、転職後の関係、あとよくわからない異業種の会関係 すべて網羅したつもりだった。 ところがその友達は 高校の同級生であり、同じ大学ではあるけど 一浪して入っている人だったので、それらにヒットしなかったのだ。
奥さん、びっくり！ 私も超超びっくり！
二人は大の競馬好きで 週末になると、夫の部屋から電話で競馬の予想をコソコソ話し合う声が聞こえてた。
奥さんが 『それでは、主人は亡くなっても寂しくないですね、、、』と言ってくれた。 あー、そうだなぁ。 今頃、二人で赤ペン耳に挟んで競馬新聞みながら アーでもナイ、コーでもナイ言って楽しんでいるだろうな、、、
そう思ったら、ちょっとホッとした
夫の死後、いろいろな人の訃報が何か意味のあるもののように感じて、 簡単にスルーできなくなった。悼む、、というか、、 『死』は誰でもやってくる。 夫は少し早かったけど、山あり谷あり 決して平たんじゃない人生。
夫の一生の重さは長生きしてる人とそう変わらないかも、、と思うことにしている。
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