優しく差し延べる手を
何度も引掻いて
薄汚れた僕は
人間を試していた
容易くはないの
愛を知らないから
其処にあるのは
偽善かエゴか?
去って行く人を見つめては
孤独だけを味方に
今夜も月に話し掛けるんだ
「解ってるんだ
一人で生きて死んでいくって」
其れなのに
幾度暖かい掌に
血が滲んでも
貴方は如何して
手を差し出すのだろう?
何故だろう
苦しくて苦しくて
胸が痛いよ
声にならない叫びが
体中を駆け巡る
月と僕しか居ない夜
涙を流したよ
明日貴方に会えたなら
素直な僕になれるかな
銀色に輝く光に包まれて
明日の夢を見ながら
一匹の黒猫は
天に召されました
とても綺麗な姿で
とても綺麗な姿で
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最終更新日
2009.05.28 22:36:21
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