進化する鉄道王国
JR宇都宮線で古河駅に向かった。あいにく、特急の時刻と合わなかったので、普通電車に乗る。けれど…すごくきれいな電車だ。おまけにグリーン車まである。一部は2階建てだ。物珍しさ…というより、同行しているN美さんと打合せしなければならなかったので、グリーン車に乗ってみることに。SUICAで買うのが基本で、好きな席に座る。そして、座席の上にあるランプにSUICAを照らす。すると「レッド→グリーン」に変わる。すぐにアテンダントと呼ばれる女性クルーが席までやってくる。乗車券の確認の様子。僕はSUICAを持っていないので、その場で現金で買うことに。すると、クルーはPDAを取り出してペンで「ピッピッ」とタッチする。すると、ウェストポーチのような小さな鞄からのぞく小さなプリンターからチケットが印刷されて出てくる。「おおおおお!凄い!」と思わず声が出た(笑)。ならば…と、「領収書はもらえますか?」と聞くと、「ハイ、ただいま」と、またまたペンでタッチ。すると間もなくプリンターから領収書が出てきた。車内はBlutoothでワイアレスでつながっているらしい。こんな普通電車に、すでにこうしたシステムが導入されていたとは…。このグリーン車のサービスのために2名のアテンダント(女性)が乗務している。検札が終わると、可愛らしいバスケットにパンとかペットボトルの飲み物などを持って回ってくる。いやー本当にどんどんよくなりますね。JRのサービスも…。古賀駅に着くと…またビックリ!駅のホームにあるベンチイスには、全部「座布団」があった。よく見ると、地元のガールスカウト手作りだそうだ。これからの寒い季節。電車を待つ間に座るとイスは冷たいもの。大変ありがたいものだ。電車と駅を舞台にした、デジタルとアナログの気の利いたサービスの進化には脱帽。「大丈夫か日本は…」なんて言ってる間に、やるべきことをやっている人たちは、しっかり前進しているんですね。鉄道王国は健在だ!