ターゲットメディア:エレベーター小型モニター
上海でやたらに目につくのはオフィスビルやマンションのエレベーターに設置されたあの小型の液晶モニターだ。なにやらいろんな商品宣伝が流れている。何気に見てしまう。大体、一人でエレベーターを待っている時、何をしていいいのかわからない、気まずさもあったりするからついモニターに目が行ってしまう。もちろん日本のオフィスビルでも見かけるが、その数は上海が明らかに勝っている。調べてみると、この事業で大躍進している企業がある。それは上海のターゲットメディア社だ。「暇でしかなかった303秒を金を生む303秒に変える」というのがキャッチフレーズがユニークだ。なんでも中国の3高(高学歴、高収入、高消費)ビジネスマンは、当然、高層ビルにあるオフィスに勤務し、自身も高級マンションに住む。一日にエレベーターに乗る時間が多い層と言う事だろう。ということは「待ち時間もたくさんあるはず」という目の付け所が素晴らしい。それが毎日約303秒あるらしい。こういう媒体が出てくると、企業側としては、地域ごとに細かな宣伝が打ちやすくなる。まだまだ商品宣伝が主体のようだが、大きなイベントやスポーツなども露出が高まると…本当に面白くて飽きない媒体になっていくんでしょうね。おもしろい!