チェ・ジウのテーマパーク建設
<済州市、牛島に「チェ・ジウ」のテーマパーク建設>「ついにここまでやるのかぁ…」と思いつつ、観光地の集客策のひとつとしては、別に珍しいことではない。映画やドラマのハイライトシーンのロケ地に大道具小道具などのセットを用いて公園をテーマパーク化する。そこに○○アトラクションを造りだすと巨額な投資になってしまって、計画はなかなか前に進まないが、公園に味付けしていく…くらいの手法ならば、あまり肩ひじ張らずに開発ができる。こうした事例は日本にたくさんあって、最もシンプルでメージャーだったのは多分、熱海の<お宮の松>ではないだろうか?尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の舞台となり、貫一とお宮が散歩した辺りにつくられた。僕も小さな頃、両親に連れられてワケもわからずにポーズをとらされた記憶がある(笑)。こういうのがあると、実在した歴史上の人物だけが観光対象というわけではないのがよくわかる。メディアミックス…なんて言うと、IT系ばかりに目が行きがちになるが、ドラマに映画に小説にマンガに…と観光地が相乗効果を生み出せることはたくさんある。