プロジェクトが成功する企業と失敗する企業の理由
◆吉祥寺のホテルにて、クライアントの<新年賀詞交歓会>に招待頂きました。研修だけのお付き合いだけになることが多い中、毎年数回の社内の行事に呼んで頂いて、いつも3次会くらいまでスタッフの皆さんと熱い会話を楽しませてもらっています。しかし、今回は翌日に名古屋の研修が控えているため、1次会でタイムアップ(涙)。念のため、担当者の方にそれを告げると、「ええ?万が一、終電に乗り遅れても、、、と思い、ホテルの部屋は用意してあるんです」とのこと(涙)。お店で客の前だけの笑顔やホスピタリティはいくらでも溢れているけど、社内外の人たち関係者たちに対してできる企業は本当に少ないです。(たいていは笑顔仮面だったりします:笑)この方々は、帰る時にも、駅まで見送りしてくれることがあります。打合せに日の2日目前も日時の確認の電話くれます。正直、頼まれてもないのに、また行きたいな、と思ってしまいます。そして、次回の仕事の時には、さらにベストを尽くそうと情熱が沸々します(笑)。◆テーマパークの正社員で働いていた時は、仕事を発注する側だったわけですが、コンサルタントに転身すると業者側になります。その時から、驚きの連続のでした。皆、A面とB面の態度が違うからです。一言で言うなら「下請け扱い」を受ける場合があります。もちろん今は、そういう態度を感じたり、扱いを受けたらこちらも契約打ちるようにしてます。絶対に良い仕事にならないし、もちろん成果もでませんから続けてもお互いが不幸になるだけです。提案したことを受け入れないし、実施しないから良くなるはずがありません。かかる労力もお金も無駄になるだけです。◆人って、上の立場にさせると、人格がハッキリ現れます。部下を持った時もそうだし、このように業者と仕事をする時にもそう。「ああ勘違い系人間」なのか?見極めやすくなるんです。タクシーに乗って行き先を言う時もそう。「どちらまで?」「神田!」と、捨て台詞系はダメですね。人間が小さ過ぎるし、品がない。「神田までお願いします」と言えるかどうか?大事なポイントです。人材採用の試験に使っている企業もあるくらいですから。または、就職先を選ぶ時にも有効です。幹部社員の態度がどうなのか?重要な選択肢です。◆いずれにしろ、A面B面の表裏の激しい<レコード型>が多い分、少しでも相手に敬意を持って接する企業は、関係者一同が超協力的になります。そして、凄まじいパフォーマンスを発揮したりします。プロジェクトの成功の鍵でしょう。それは、他社の仕事で十分にひどい目にあってマイナスの体験をしているから、少しの敬意を感じるだけでも大きなプラスの体験に感じてしまうからです。マイナス5とプラス5の差は「10」もあります。100万円の仕事が50万円の成果しか生まない場合もあれば、150万円、200万円の成果を生む場合もあります。こういうのが企業の業績の明暗を広げていくのだと思います。今の世の中、ちょっとの少し丁寧に、ひと手間かけて、敬意を持って、、、をやると、大きな付加価値になって返ってくる時代なのかもしれません。