これからの観光街づくりは「裏通り勝負!」
先日、都内で台湾人観光客をアテンドした時のこと。銀座や渋谷を回ると、「ふーっ、アジアの都市は本当に似てきたな」と少々興味薄な感じでした。海外旅行が初めての人を除けば、シンガポール、上海、香港、ソウルなどを訪れた経験のあるこのグループの人たちは「表通りはいいから、裏通りや商店街を案内して欲しい」とのことでした。確かに上海のある街角の写真と都内のある街角の写真を並べてみると、同じブランドの店や看板が20以上見つかるほどです。それにファーストフードも加えると…似てきて当然と言えます。その点、裏通りの個人商店こそ国や地域の「違い」が色濃く出ます。そんなこともあって、最近は外国人観光客のアテンドでいわゆる「表通り」を連れて行くことがはめっきり減って来ました。これからは、裏通りの活性化こそ観光資源になります。空いてる店舗やスペースはどんどん若い人や、やりたい人に貸して頂きたい。表通りを否定するつもりはありませんが、少なくとも、表と裏通りの両方が充実してないと今後の観光客誘致には威力が半減すると思ってます。表参道も原宿も「裏路地」があってこその人気ですから。そういう視点に立てば、やはり台湾には学ぶべきことが山のようにありますね。今年も3月台湾視察ツアーを行う予定です!★レジャーサービス研究所のホームページ★