日本のおもてなしが「未満足」な理由
2月10日(月)発売の日経MJの巻頭特集にインタビュー記事が掲載されました。今回は単にインタビューと言うより、外国人観光客へのおもてなしについて、編集者の方と意見をかわすことができたのが良かった点です。一般的には「日本のおもてなしは素晴らしい!」と言うステレオタイプな情報ばかりだが、それは本当なのか?という視点が大事で、それを掘り下げましょう!ということになりました。すると日本に来た外国人観光客の体験として「不満足」ではないが実は「未満足」はたくさんあるということがわかります。結果として、それらを取り上げどう改善すべきか?という切り口の特集になったようです。日本のおもてなしというと、たいていはその「気配り」が取上げられます。それはそれで素晴らしいと思います。一方で、中国や韓国、台湾に行くと、日本的な気配り型のおもてなしは少ないものの、「日本語で対応する」というおもてなしがあります。たいていの観光地や観光施設で日本語が通じるわけです。これはこれで膨大な時間を使って身につけなければならないはずで、立派なおもてなしです。そういう視点が抜けてしまうと「おもてなしは日本が一番!(のはず)」とかおかしな話になってしまいます。それぞれの国ごとに「努力」の中身が違うので比較しづらいというのが本当のところです。★レジャーサービス研究所のホームページ★