深センのネットゲーム企業の社長がディズニーランドで驚愕したこととは?
昨日、午前中は深センのネットゲーム企業に依頼されてセミナーを行いました。テーマは『失われた30年でも成長した企業』。高度成長期に伸びる企業が多数多数あるのは当たり前。92年以降、日本のGDPは約1.2倍しか増えてません。ほぼ水平成長経済と言っていいくらいです。対して中国は約40倍!そうした環境の中で成長する企業はどんなジャンルで、どんな創意工夫があったのか?この点が、不動産バブルが崩壊中の中国人ビジネスマンが知りたいことです。その中で、レジャー産業の代表事例としてTDR=東京ディズニーリゾートを紹介しました。上海ディズニーリゾートが開業してからというもの、中国でも途端にTDRが注目を集めるようになりました。上海と同じディズニーリゾートなのに、なぜ顧客満足と収益率の両方で優れているのか?そこで、様々な事例を紹介すると、「TDRに行きたい!」の大合唱になりました(笑)。セミナー終了後に昼食会場に向かいました。そこでは食事しながら幹部たちが何やら打合せの真っ最中でした。食事が終わることになると、社長が私の席にやってきて、「これからTDLに行くことに決めました。案内して下さい!」と、急遽午後の銀座の百貨店で買い物する予定を変更してしまいました。百貨店の方々には恨まれそうです(^^;。その後、すぐにバスでTDLに向かいました。到着して1時間くらいパーク内を案内。バスの集合時間までに戻ってもらうことを約束してその後はフリータイム…という流れです。夜自宅に戻ると、社長からメールが届きました。『今日のTDR視察で最も驚いたこと』というタイトルで、写真が添付されてました。それは、カリブの海賊前のベビーカー置き場でした。個人的には見慣れた風景で特別目立ったことはない…と。しかし、社長のコメントは「なぜベビーカーに荷物を置きっ放しなのか?盗まれない…ということなのか?TDLはそれほど安心なのか?上海ではとても真似できないだろう…。こういうシーンをみると、GDPとかどうでもいい気がしてしまう。いずれにしろ、データでは見ることができない顧客満足を知ることができて、大変有意義な時間を過ごすことができた…」というような内容でした。まさか、最も衝撃を受けたのがベビーカー置き場だったとは…(^^;。このように、外国人をアテンドすると毎度新鮮な発見があるものです。→レジャーサービス研究所