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カテゴリ:教育・研修
今回の研修の担当者(教育係、副店長)はとても良いチームです。 8:30に集合して、 昨日の研修の振返りと今日の研修の運営の確認をします。 中国での研修は9:00~18:00と長丁場です。 終了後も集まって今日の反省をします。 私たちとの反省会が終わるのは大体20:00くらい。 それから報告書の作成や明日の準備をするので、彼女たちの退社はたいてい22:00くらい。 こういう人たちと一緒に働くと、 「中国人は働かない…」なぁーんてステレオタイプの情報を信じている人たちは驚きます。 かつては、こういった販売員研修では、 スタッフだけ研修して、リーダーや店長たちは「もうわかってる」ということで 同じ研修に参加することは、まずありませんでした。 しかし、世界中の企業が進出してきてサービスの激戦区をなった現在は違います。 皆、積極的に参加します。 午後になると副社長まで参加してました。 日曜日なのに、、、わざわざ来るわけです。 そのくらい真剣度が増してきています。 === かつては、その業界の講師が日本から出張してきて 中国人スタッフに指導していました。 ところが、現在は変わってきました。 写真の4人のうち3人は日本へ留学経験があり、 当然、日本語が堪能です。 (なんと副社長も、、、:汗) さらに、、、有名アパレル店で働いていた経験が豊富です。 そうなると、もう自分たちで教えることができてしまうわけです。 通訳を介して日本人講師が教えるより、 中国の現地事情もわかって、 日本式接客販売サービスや店舗運営を熟知している中国人が中国語で教える方が はるかに効率が良いわけです。 これは何もアパレル業界だけではなくて、 飲食店、ジュエリー、化粧品、コンビニ、、、と言った業界でも加速しています。 日本に行った中国人留学生たちが真剣に日本語を勉強し、 さらに仕事をして身につけてきた賜物でしょう。 === 多くの日中間のビジネスの多くは、実は「日本語」で行われているそうです。 (ある企業の調査で約70%を超えるとのこと:汗) この時点で中国側に仕事の主導権を握られてしまうのは仕方ないことだな、と痛感します。 現在、私たちが日本で取り組んでいるインバウンド業界も同じで、 中国人観光客の誘致やそれにまつわる仕事も ほとんどが日本語で行われています。何とかできてしまいます。 すると何となく「ラクだなー」と思いがちですが、 それはその仕事に関わる多くの中国人側が日本語を学習してくれることで 成り立っているのです。 それで 「中国人にうまく伝わらないんだよなー」とか言ってるわけです(笑)。 本当にうまく伝えたいなら、 「それなら、中国語を学習して自分の言葉で交渉しろよ…」ということになります。 (現地の中国人たちの本音) 言われてみれば「ごもっとも」です。 特にサービス業の多くは、 中国の各地で「日本流の接客サービスを教えたい…」と言いますが、 日本語がわかる中国人を採用して、それで何とか日本流を徹底させようとしているわけです。 考えてみれば何とも調子の良い話しかもしれません。 相手側の立場に立てば、 「それなら中国語が話せる日本人がきちんと指導してよ…」となります。 こういう視点でみれば、 日中間のビジネスのトラブルの原因は、語学学習不足の日本側にある という見方もできるわけです。 (ブログを書きながら、慌てて中国語会話を聞いている程度の私ですが…:笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/08/15 03:02:31 AM
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