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カテゴリ:インバウンド対策
■インバウンド誘致のための広告宣伝戦略の基本 私たちは、ほぼ毎月中国で企業の研修を実施しています。 その際に、休憩時間に日本について観光について、色々質問をさせて頂いています。 その中でも 「日本で知っている地名を教えてください」というのがあります。 すると、 東京、北海道、京都、大阪、、、、はすぐにあがります。 その後は、神戸、関西、四国、福岡、、、、となります。 地域名や県名、都市名がごっちゃになっていることがわかります。 これはインバウンドの広告宣伝を行う上でとても重要な情報だと思います。 例えば、アメリカの場合で考えてみると、 ネバダ州クラーク群ラスベガスの場合、 世界に向けて観光誘致の広告宣伝を展開する際に、 「ネバダ州」で広告宣伝するのが良いのか? 「クラーク群」が良いのか? 「ラスベガス」が良いのか? 日本なら、 兵庫県と神戸 神奈川県と横浜 、、、など、真剣に考えていかなければならないことでしょう。 それぞれの地域や県、都市ごとに好き勝手に宣伝した結果、 中国から見れば小さな日本がさらに細かくわかりづらいことになっているのです。 原因は、そうした予算を持っている人たちが独自の判断で広告宣伝活動をしてしまうからです。 ちなみに中国の「西安」は陝西省ですが、 あくまでも西安で売り込みます。 黒龍江省はハルピン、、、 そういう相手の習性を理解して宣伝活動をしなければなりません。 一般的に、インバウンドビジネスの場合は、 県名より「都市名」で売り込むのが基本です。 だから、これまでに多くの地域、県、都市、団体が個別に活動してたので 大きな成果を得ることができないのです。 === 最近、各県や都市のインバウンドのプロジェクトに呼ばれることが多くなりました。 しかし、こうした基本中の基本を熟知している人が あまりにも少ないのには驚きます。 また、知っていても目の前の予算を獲得するために 「黙っておいてね」と言われることもあります。 (無駄金になるとわかっていても…) それでも提言して外されたことは何度もあります(笑)。 しかし、こうなると、もうヤバイですね。 貴重な財源から捻出されたはずの予算が 無知な担当者と業者の食い物になっているのが 日本の外国人誘致事業の実態だと思います。 もう日本には無駄金を使う余裕はないはず。 そこで私たちはインバウンドビジネスのポジションを変えました。 県や市の観光課に対して、業者選びの選定のアドバイスをする、 というものです。 目的は、もちろん騙されないようにするためです。 無駄金を少しでも防止して、より効果をあげるためには必要なことだと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/08/27 07:23:06 PM
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