|
カテゴリ:サービス・マネジメント
先日、とある経営者(投資家)から出資の打診がありました。 その方のグループ企業の一社として法人を設立して十分な資金を得て、 もっと本格的にアジアに進出しましょう! 、、、というような主旨でした。 そういうお話はうれしくないわけではありません。 それに適したビジネスならそうしたかもしれませんが、 現時点ではお断りしました。 運営のコンサルタントという仕事は、 ポジションが大変難しい仕事です。 対象となる仕事は、小売店もあればテーマパークもあります。 そこで私たちの仕事は、 長所と短所(または急所)を整理して、 より健全なビジネスができるようにお手伝いするわけです。 その際に、大切なことは、 どんな施設であれ、 「本当のこと」が言えなければ意味がないと思っています。 医者のように堂々と正直に、、、。 ところが、現実はなかなかそうはいかないわけです。 (30代に味わった現実) たいていの場合は、そうしたプロジェクトには様々な大手企業が出入りしていて、 「余計なことを言うなよ!」と釘を刺されます。 「もし言ったら、今度から仕事を紹介しないぞ、わかったな!」という世界です。 その際に「それで結構です。こちらは正直に報告します」と言えたらどんなにいいか、、、 と長年思い続けてきました。 しかし、現実には毎月の売上げ必達目標があるため、 結局は情報を丸めて周囲の業者のご機嫌を損ねないような 活動をしなければならないのです。 (だからそういう施設はうまくいかない、、、:汗) 所帯が大きくなればなるほど、そういうオーダーの仕事も多くなってしまうのです。 (食べていけなくなるので) 抱えるスタッフが増えれば、おのずとそうなります。 (必要経費が増大します) しかし、適正な規模で、無借金で活動できるようになると、 「違います」が言えるようになるのです。 媚びへつらって嘘までついて仕事を取る必要もなくなるということです。 だから、現在はそういう環境を維持して、 正々堂々と仕事が続けられることが一番重要なのです。 私たちのようなビジネスで 誰かにお金を借りて組織を大きくすることは簡単だと思いますが、 仕事の質が低下すれば、経営も苦しくなることは目に見えています。 大きな資本が必要なビジネスもあれば、 少数精鋭でなければできない仕事もある、ということです。 === もっともわかりやすい例は、マスコミ(テレビ、新聞を含む)業界ですね。 全て真実の報道をする、、、ことはできないでしょう。 スポンサーの存在がある以上、 仕方ないことです。 TPPの解釈も、韓国経済に関する報道に関しても、、、 増税の話しも、、、 本当に何かしらのコントロールを実感できます。 「日本経済は危ない」とか何とか書きまくっている先生たちも、 結局は「日本円」を稼いで喜んでいるわけです(笑)。 本当にヤバかったら外貨を稼ぐはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/10/24 02:59:38 PM
コメント(0) | コメントを書く
[サービス・マネジメント] カテゴリの最新記事
|