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カテゴリ:教育・研修
久しぶりのオープンセミナーです。 IDCジャパンが主催する「ブランディング勉強会」の講師を担当することになりました。 今回は私たちが実際に中国で実施している「販売サービス研修」の実例を中心に、 どうしたら、ブランドイメージ(社会的信用を含む)を維持しながら販売力をあげられるか? というテーマでお話しをします。 これほどの経済成長が続く中国でも、 世界が憧れるブランドがなかなか誕生しません。 お金はあるが、ブランドを作れない、、、という大いなるジレンマにいます。 (結局はブランドを買収するしかないのが現実) この辺が日本、韓国、台湾と大きく違いところです。 なので、現地のスタッフに「ブランドイメージを大事に」と言っても 本音では何のことなのか?理解できないのも当然です。 (理解しているフリする人は多いが、、、) 中国に進出している外国企業が苦労するところです。 「ただ売ればいい」と割り切ってしまえば、それはそれでいいでしょう。 少なくとも北京オリンピックまでは、それでも儲かったのです。 しかし、上海万博も終わると多くの国と同様に 本格的にサービスの競争が激化してきました。 同時に、ブランドをどう維持し高めて、値引きしないで販売できるようになるか? が大きなテーマとなってきました。 まさに、中国では「未開の地」で前例がない領域に入って来ました。 上海や北京では、都心を凌ぐほど店舗の家賃が高騰していて、 なかなか利益が出せない、、、という状況になってきているからです。 現地で販売サービスの指導をする私たちも同様です。 日本式サービスと教育のどの部分を取り入れればよいのか? という試行錯誤が続きました。 同時に、現場の店舗のスタッフを募集しようとおもっても かつてのように数百人規模で応募が殺到する、、、という時代も過ぎ去り、 店舗人数に満たないという事態が頻繁に起きてきました。 現在の店舗スタッフのメインの主力は「90后」と呼ばれる 1990年以降に生まれた、一人っ子で甘やかされて育った世代です。 入社して一日で辞めてしまう、、、というのもザラです。 遅刻を注意したら辞める、、、 身だしなみを注意したら辞める、、、 さらに、スタッフや関係業者による不正もあります。 何食わぬ顔して、店の商品を横流ししたり、、、 工事業者に賄賂をもらっていたり、、、 よいスタッフを他社に紹介して手数料をもらったり、、、 よく言われる「消費に目覚めた巨大市場」は確かに魅力的ですが、 このような従業員に関するリスクも肥大化しているのも事実です。 日本よりもリスクとチャンスがあるからこそ、 十分な準備と指導が必要なのだと実感します。 (日本よりも) 今後、中国を初めとするアジア諸国に進出したり ビジネスを展開する際のお役に立てればと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/01/02 02:23:51 PM
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