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カテゴリ:教育・研修
先日、ある都心のチェーンストアのOJTに立ち会いました。 大連から来た中国人スタッフ3人に対して、接客を指導中でした。 来る夏休みの観光シーズンに向けて、「中国人観光客対応」を早々に準備しようというものです。 たいていはシーズンイン一週間前くらいに外国人スタッフを慌てて採用して 現場に入れてしまう、というシーンをよく目にします。 それに比べればとても計画的です。 ここで気になったことは、 日本人トレーナーは、中国人スタッフに指導する度に「わかった?」と聞ことです。 「わかりましたか?」が正解。 「わかった?」の「?」は見えませんね。 書き言葉の場合はOKですが、話し言葉では「わかった」となり、 日本人トレーナー自身が「わかった、了解した」と言ってるようなものです。 「あなたたちの気持は、なんとなくわからなくもないけどぉー」なーんて、 本当に理解不能でしょうね、外国人には。 「…って言うかぁ、、、こっちの思いとしては、、、」という口癖も困ったものです(汗)。 「こっち、あっち、どっち、そっち」で覚えている外国人には「こっち=私」とは理解できない。 それで、話の内容がどんどんわからなくなってしまうのです。 この大連から来た3人の中国人女性たちは、 現地の大学で、超正しい日本語を学習してきました。 それは、日本人トレーナーよりも、正しく美しい日本語でした。 そんなせっかく正しく勉強してきた彼女たちはショックを受けてました。 「日本語が全然理解できない!」と。 そんなことで、「教え方」以前に、「正しい日本語に直しましょう」というのが結論でした。 なので、来週はまずは日本人トレーナーに対して、 正しい日本語を教えてくれる先生を呼ぶことにしました(笑)。 基本的には、外国人に教える時には、こちらが「です、ます調」で話すことです。 すると、案外正しい日本語を話せるものです。 === ただでさえ、外国語学習が苦手な日本人が、 肝心の日本語を崩してしまえば、 もう外国人とのコミュニケーションはますます遠くなるばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/06/14 08:22:32 PM
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