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カテゴリ:講演会・セミナー
この数週間、尖閣諸島問題で私の周辺では様々な情報が飛び交っています。 誰もがどうなるんだろう?と、 皆、それぞれの立場で気にしているのがわかります。 私のような所にも日本、中国のマスコミからメールと電話の取材がありました。 中国は河北省のラジオ局で、 「同時通訳で話すから質問に答えて欲しい」というものでした。 政治的なことは話せないけど、観光関連ならOKとしました。 ネットで私の本があってそれを見て探して連絡してきたようです。 そうは言ってもやっぱり聞いてきました。 「どっちの領土と考えているのか?」と(笑)。 こんな時、どう答えるか?が海外業務を行う場合はとても重要です。 答えの一部を紹介すれば、 「領土も歴史も、どの年代で区切って話すのか?で 結論が違ってくる」というものです。 どの国もお互いに「都合の良い年代」だけ切り取って議論をふっかけって来ます。 100年、200年、500年…どこで区切って話し合うのか?が重要なポイントです。 それで議論の立場が変わります。 ちなみに、この時は「なるほど!」となって終了しました(笑)。 === 今回の尖閣諸島問題で起きた様々な事件について、 中国に住む日本人たちが情報を発信しています。 「上海はそんなに大したことないよ」とか 「ダメージは深刻で撤退も考慮しなければならない」 「日本のマスコミは大げさだから」 などなど、これまたそれぞれの立場で発信される情報が違います。 日本にいる人たちも、この点を十分に注意してキャッチしなければなりません。 簡単に言えば、 事業の規模が比較的小さくて、 オフィスワークやネットで仕事しているような人たちは仕事の被害も比較的軽度なので、 発言にも余裕を感じます。 (マスコミは大げさと発言する人たち) 対して、工場や店舗を経営している人たちは 現実に破壊されたりしている分、リアルな発言があります。 被害総額いくらとかそういう話しが多いです。 重度の被害があります。 あとは、貿易をしている人、観光産業に関わっている人たち、 イベントや展示会系の仕事の人たちも被害は甚大です。 こうした被害の状況は、日本人(日本企業)だけなくて中国人関係者も同様です。 なので付き合いのある人からだけの情報だと 大いに偏ってしまうわけです。 こういう時期だからそこ、 色んな立場の人の情報を収集して今後の活動の参考にするべきだと思います。 くれぐれも注意しなければならないことは、 「中国の現状を正確に把握できる企業や個人は一人もいない」 ということを肝に銘じておくべきです。 *発信者の立場を確認する! 以上、先ほどのスカイプセミナーより抜粋。 ★レジャーサービス研究所のホームページ★
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Last updated
2012/10/08 07:39:54 PM
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