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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2013/04/02
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カテゴリ:教育・研修



先日、ある地方都市にある企業(観光関連)からSkypeのセミナーの依頼がありました。

新入社員たちがインターネットで調べて自分が教えて欲しい講師を選んで、
Skypeで講演をしてもらう、、、という試みでした。

私のところには外国人観光客対応についてのオーダーでした。
実際に始まると、すでに皆さんが私のブログや書籍、雑誌の記事などを熟読しているので、
講演は30分程度で、あとは質問の嵐、、、(汗)。

こんな風に約一ヶ月間のカリキュラムのほとんどは新入社員が自分たちで考えて
会社がそのサポート(講演依頼など)をするわけです。

他にも、サービスマナーや集客戦略、ランチェスター、SNS、マーケティング、
ブランディング、、、などなど、およそ30を超えるカリキュラムになってました。

正確には、社内の教育部が新入社員研修に必要な主なカリキュラム項目をリスト化して
提示します。

新入社員はそのリストを見て、どのように学びたいか?を考えます。
近場であれば「視察する」などもありますが、その他は「どんな人に教わりたいか?」と
検討して選定するわけです。

主にインターネットを駆使して、それぞれのジャンルの専門家(スペシャリスト)を
探しだして、できるだけ自分たちに合うと思われる企業や講師を見つけ出すわけです。

それで見つけ出した「教わりたい専門家」をリスト化して教育部に提出し、
教育部がアポイントを取り日程や金額など交渉します。

この時のルールは、本社が地方なので、講師はSkypeを使って実施することになります。
これにより旅費交通費のコストを抑えているのです。
もちろん打合せもSkypeです。
Skypeを使えない講師には依頼しないということです。

インターネットをフルに活用することで、
地方でも他社に負けない新入社員研修ができる、、、というお手本のようでした。

この企業の教育方針は、
「本を読んでいいなと思ったらそこに視察にいく」
「インターネットで良い情報にであったら連絡して直接話しを聴く」
「見ただけ、読んだだけの情報は、自分のノウハウではない」
というものでした。

どちらかと言えば「情報を発信するツール」として使われるインターネットのツール。
また他人の情報を読んだだけで、
さも自分のノウハウのごとく振る舞う人間にはならないように、、、
という警告もあるとのことでした。

そうした膨大なインターネット上の情報を確実に自分たちのノウハウにするための研修、、、
というのがこの新入社員研修の趣旨でした。

結果として、新入社員が自分たちで選んだ講師の話は、もう聞きたくて仕方ないわけです。
居眠りする、、、なんてことはない。
逆に、大変貪欲に吸収する、、、そんな雰囲気でした。

新入社員研修と言えば、偉い先生が来て
「社会人とは、、、」「ビジネスマナーとは、、、」などの研修を受けて、
眠さとの戦い、、、そんな経験は誰にでもあるものです。

積極的に参加しないその研修の費用と時間は本当に無駄ですね。

であえれば教えて欲しい人を自分たちで選べば良い、
というこの教育部の方針はとても素晴らしいと思いました。

あいにく社名は公開できませんが、そういう企業もある、、、
ということで書いちゃいました。





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Last updated  2013/04/02 05:20:16 PM
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